腎臓がん物語 桜が舞い散る頃までは…

2015年5月末日、左腎細胞癌発覚
8月手術、同年11月多発肺転移。
バツイチ独り暮らし46歳

インターフェロン第20週 58発目 何もない事が幸せ

2016-04-08 22:20:37 | インターフェロン期の日々
昨日の嵐で家の桜はこんな感じになってしまいました。
かなり頑張ってくれました。



ちょっと恐怖を覚える風でしたねぇ。



インターフェロン(スミフェロンDS300万IU)も20週目に入りましたが、大した副作用もなく普通の生活をしてきました。


人によっては、300万IUという量でも強く副作用が出る場合があるそうです。

これがもっと長く続けると蓄積による副作用が出るかも知れませんが、それでも抗がん剤や分子標的薬に比べたら楽なものです。



肺に多発転移している腫瘍がどうなっているかは、4月22日のCTでわかります。

インターフェロンを継続出来るとすれば、最低でも前回同様、プラスマイナスゼロでなくてはならないです。

「消えてるんじゃない?」

と思ったりもしますが、何かあちこちに、変な痛みがあったりします。

一番は首と肩に変な痛みがねー 汗

後、お腹も変に痛いかな?




健康体の時は、幸せって何だ?
とか、より良い生活を目標にしたりして努力したりしますが、
がんになって日常を送っていると、常に病気に怯える自分がいます。

特に俺みたいに転移している者は、
最低でも現状維持を望みますよね。


貧乏でもいい。服なんて着回しでいい。これと言って楽しい事なんかなくてもいい。
何の変化もない退屈な日々でもいい。

『何もない事が幸せ』

どこも痛くない。どこも苦しくない。

『平凡な日々がありがたい』


後ろ向き過ぎるでしょうか?


ブログ村のがんカテゴリにいる人で、
俺なんか比べものにならないくらい進行している人は沢山います。

今、この時間もまさに闘っています。

痛さ、苦しさ、辛さと…


自分も近い将来、闘う事は避けられません。それを知っているから、余計に、何もない事は幸せと感じます。


なんでも食べれる幸せ。

自分の足で歩ける幸せ。

どこも痛くない幸せ。


進行癌にならなくては、こんな当たり前の事を心から幸せと感じる事はなかったでしょうね。

人としては、気付きを与えてもらって有り難いですが、その代償はあまりにも重すぎないかぃ?(笑)

まぁ、でも…

花が綺麗なぁとか、空が青いなぁとか、
俺も人間らしい感情を持つ様になりました。



がんと共存する気なんか、さらさらないので、思いっきり闘う事になるでしょう。

ただ、気持ちはまだまだ戦闘体制に入っていないので、もうちょっとだけ

『何もない事の幸せ』

を、過ごさせてもらいたいです。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
平凡な日々がありがたい (sachi)
2016-04-09 08:30:11
makotoさん、その通りですよ。
平凡な日々がありがたいです。

私は、レアなベリニ菅ガンじゃないですか。。。
昨日、主治医に私があの世に行ったら、解剖をして、この稀なベリニ菅ガンの役に立ちたいと話をしました。
具合が悪いわけじゃないですよ。
進行しているからこそ、色々考えてます。
子育てには、悩みます。
伝えてあげなきゃいけないことがありすぎて~。
って言うか、我が家の小学6、5年男子。
だらしなくて、だらしなくて
わたくし、まだあの世に行けません(笑)

平凡な日々がありがたいって感じることが出来るmakotoさんがステキです。
返信する
Re:平凡な日々がありがたい (makoto)
2016-04-10 22:53:17
>sachiさん

ありがとうございます

お返事遅くなってスミマセン。
昨日のお花見で普段は歩かない距離を歩いて、
ちょっと筋肉痛で疲れてしまいました(笑)

平凡な毎日が幸せですねぇ。
病気になってしまったら、健康が幸せと思うし、がんになったら、最低限のただ生きるだけが幸せと思うんですもんね…

sachiさんの様に、まだ小さいお子さんがいたりすると、心配でおちおち寝てれませんもんね(笑)

僕も中1になったばかりの息子がいるんですけどねぇ~

sachiさん、一緒に適度に頑張りましょうね!
返信する

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