MIFさんから「ココリコ田中が大河出るンでしょ?ゲスニック兼実(かねざね)って言われているよ」とネット記事を教えてくれました。
私もココリコ田中さんが九条兼実役と発表されてのは知っていましたし、うまいキャスティングだな、と思っています。
NHKのコント番組「LIFE」で田中さんが演じるゲスニックマガジンの西条(さいじょう)役は、もう本当にゲスい記者です。
笑っちゃうけど。
ネット記事では田中さんのお顔が公家顔とか書かれていたけれど、それよりも凄いのは、九条兼実の日記「玉葉(ぎょくよう)」が、まさにゲスニックマガジン。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、北条氏が主人公だから、どちらかというと「吾妻鏡(あづまかがみ)」という鎌倉幕府公認の歴史書を中心に、軍記物の「平家物語」や「曾我物語」などを参考に話が進んでいきます。
九条兼実の「玉葉」は、朝廷側の人物から見た社会の動き、噂、人物評を記していて、しかもその日記が鎌倉幕府初期から人々が読んでいた、と言われています。
基本的に日記は他人に読ませるよりも、個人的な日々の記録が中心。ただ他人が読むにしても同時代的よりは、後世の子孫が見つけて公開することはあります。
が、どうやら本人の死の前後くらいから読まれていたらしいのです。
さてココリコ田中さんがどんなゲスい公家を演じてくれるのか、楽しみでなりません。
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