※ご先祖さまに興味がない方にはな~んにも面白くないシリーズなので、興味がない方は読み飛ばしてください。
さて今回の調べ物には、仏壇の過去帳の記述、仏壇の中の位牌の刻字、50年程前に墓地移転に際して作成された墓石簿の3種を使っています。
過去帳は何度か作り直しているようですが、昭和38年に亡くなった9代の妻の戒名までは同じ筆跡なので、9代(私の曽祖父)が妻が亡くなった後に新調したものと思われます。
位牌は初代〜6代までの位牌を、8代が大正10年に新調しました。これは自身の妻の一周忌にあわせて作り替えたようです。
と言うわけで、原本だが原簿ではない、という状態です。
とくに過去帳は、9代が夕方に仏壇に向かってお経を唱える際に過去帳を手に持って広げていました(9代は私が21歳まで生存していたのでよく覚えています)。
その様子から、8代以前のご先祖さまも手に持って扱っていたことも想定でき、何度となく新調されてきたのではないか、と考えられます。
さて最後に墓石簿。
「その1」で紹介した青焼きです。
ちょっと見にくいのですが、祖父の手書き文字で、加筆修正されています。
おそらくは、私のように仏壇の位牌や過去帳と突き合わせていたようなのです。
墓地簿はおそらく、土地区画整理事業の業者さんが作成しています。
そのためか墓石の刻字を読むことを専門にはしていないのではないか、と思われます。
墓石簿作成からすでに50年以上は経過しているので一層判読できない状況が進んでいます。
で。
ところどころ、祖父の手書き文字の修正が間違っているンじゃあないか、という疑義が発生しています。
現代と違い、江戸時代までは頻繁に年号が変わるのですがその年号を修正間違いしていないか、と。
また二重線で消したところに「二十三月」と書いてみたり。
Tじいちゃん、頼むよー、絶対違うじゃん
ま、Tじいちゃんなら「おお、そうか?それならお前が直しておいてくれ」って言うだろうな。
真面目で気のいいおじいさんだったから。
まさか祖父の手書き加筆修正に惑わされるだなんて考えもしなかったのです。
祖父の加筆修正は、位牌と過去帳と見比べながら実行したようです。
だがしかし、位牌にも過去帳にもない人物も書き込みがあり、祖父は一体どこからこの戒名を見つけてきたのだろうか?と。
これはこれで謎が深まり、20年前に亡くなった祖父に今更惑わされるとは思ってもみなかったです。
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