毎年春になると必ずと言っていいほど、中毒事故があるのが「ニラと水仙の勘違い」によるもの。
ニラは野菜だからスーパーマーケットなどで見てよく知られている。
しかし、花が咲いていない(またはすでに花が枯れている)水仙をニラと勘違いしてしまうという事故が絶えない。
水仙は、アルカロイドという物質を含み、加熱してもその毒性は変わらない。
まず、新鮮でなくてもニラはニラ特有のニオイ(硫化アリル)がする。
ましてや収穫したてのニラはもの凄くニラくさい。
そして、ニラの断面が直径1センチなんてことは無い。
ニラはせいぜい5ミリくらいで比較的扁平に近いけれど、水仙は直径1センチくらいの円形だ。(ただし断面は参考程度に)
あくまでも2つの違いはニオイを基準にして欲しい。
ニラはユリ科。タマネギやニンニクと同じ科で、特有のニオイ(硫化アリル)が特徴。
水仙はヒガンバナ科。特有のニオイはしない。
どうしても判断ができないのなら、それは口にしてはいけないと思うべきだ。
ただ、食い意地が張っている場合は、分からないんだろうな、その違いに。
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