温故知新 by メゾンゴルフ

ゴルフクラブの歴史と伝統 そして現代技術の融合により
摩訶不思議なゴルフクラブが出来上がりました(^^)v

スライスボール?!

2015-02-28 01:28:26 | G-スイング

スライスボール
ほんと見かけなくなりましたね~

そう言うとみなさん、えっ?!ってなるかな。
でもね、スライスボールってのはある意味難しい弾道でね。
そう簡単に打てるものではないんですよ。

球質を決める要素にボールの回転があります。
量販店などに行くと試打ブースなどがあって弾道測定をしてもらえますので、知っているという方も多いとは思います。
フックとかスライスとか、それはサイドスピンで決まり、この量が多ければ曲がる…と。

確かにうそではありません。
でも本当かというと、そうでもありません。

なんとも曖昧な表現ですが、このサイドスピンをいくら増やしても曲がらない?!
そんな方法もあるのでそうなるんです。

 

では現実に見えるボールの曲り…
その数ある要素の内のスピンについて見てみましょう。

ボールの回転には左右の横方向のスピンともうひとつ、上下の縦方向のスピンとがあります。
俗に言うバックスピンというものです。
この両方の関係で曲りというものが決まってきます。

分母をバックスピン、分子をサイドスピンにとります。
サイドスピンが増えれば、その分曲がる要素も増えるのですが、多くの場合はその増加分はほとんど影響しません。
その理由は一般に打たれている弾道の場合、分母となるバックスピン量が非常に多いために相対的にサイドスピンを隠してしまうからです。

こうなると曲がりません。

現実として目標よりも右に出たのをスライスと呼んでいるのが一般的なところで、その弾道は決してボールが曲がってるということではなく、限りなく直線で、それが右に傾いた…というものです。
ブーメランのように曲がっていくバナナボールでは無いわけですね。

(ヘンに聞こえるかもしれませんが、コチラからするとバナナボールを打ってくれている方が逆に安心するんですけど、冒頭のとおりこういう弾道を打ってくれている人はほんと見かけなくなりました…)

 

 

 

逆にこちらの方が真っ直ぐは行くと思います。
行くとは思いますが…これはとにかく距離が出ません。
それがいい事なのか悪い事なのかは判断に任せますが、こすり球とスライスボールの違いというのは、なんとなく見えてきましたか?

 

 


ディンプル

2015-02-26 00:04:16 | G-スイング



「現在のゴルフクラブであれば、捕まり過ぎるから逆にボールを逃がしたいと願うのが本来の姿だと思います。」

 

ゴルフボールの表面にはディンプルと呼ばれる窪みが多数存在しています。
そのボールとヘッドとの衝突がインパクトなんですけども、その素材は硬いボールだろうとやわらかい?軟鉄であろうと、所詮はゴム 対 鉄ですので、ボールの方がつぶれます。

ですが…
ソフトフィーリング?!を謳い文句にしているボールであるにもかかわらず、クラブを見せて頂くとそれが想像できない跡(フェイス面)が多いんです。

この画像のどちらが効率のいいインパクトだったかは一目瞭然です。
っていうか、一方は一体ナニを打ったのかすらわかりません…

この跡がどのような状態になっているか、一度チェックしてみて下さい。
で、その跡からボールとヘッドがどのような状態(姿勢)でこのようになっているのか、想像力を働かせてみてください。
ディンプルの跡が確認できるという方は、それが何番アイアンまでデキるか、試してみましょう。
下の画像は7番アイアンですが、このように見えます。

 

これは余談ではありますが…

「ゴルフクラブとスイングは表裏一体の関係です」
オーバースペックなクラブをお持ちの方とお話しさせて頂くと、その分自分が頑張るスイングを
逆に自分に合ったクラブをお持ちの方は、放っておいてもどんどんスイングが変化していき、ボールがつぶれます。

よく言われる「スイングが出来ていないのにクラブを変えても意味がない」
これは私から言わせれば全くもってナンセンスで、「手にしたゴルフクラブ用の動きがスイング」なわけですから、ねじり鉢巻きスイング改造だけ頑張っても多くの場合は徒労に終わってしまいます。

<ゴルフクラブのポテンシャルを引き出す動きを身につける>
それを知らず知らずのうちに、気が付かないうちに習得する。
こう言うと、なんか胡散臭いと思うかもしれませんが、イヤでもボールが捕まる構造のゴルフクラブのはずなのに、お世辞にもそうなっていないという事実を考えると、今のままでは…
なにかを変えなければ…

ということは納得だと思いますけど。

 

 


こすり球

2015-02-24 00:24:56 | G-スイング

 

想像してみて下さい。
この状態でインパクトしたとしましょう。
ボールは球体で、ヘッドにはロフト角度という坂が存在しています。
この条件下でボールはどのような反応を示すでしょうか?

あたり前すぎてバカバカしいと思うかもしれませんね。
でも現状起こっている問題というのは(特にゴルフの場合は)あたり前、常識とされている事にあるものですので、今一度考えてみましょう。

 


あ~コスった~!
コースではよく飛び交う言葉です。
これも誤解が多い部分でありますが、このこするという現象…
画像矢印でいうと 青線 横への方向のミスと思っているのではありませんか?

それに乗っかるかのごとく便乗して言われているのは軌道です。
インサイドアウトとかアウトサイドインとかですが、それはほとんど関係ありません。
要素としてゼロではありませんが…というレベルでの話です。
実際どちらの軌道であれ、スライスもフックも出てます。


もうひとつ確認しておかなければならない事があります。
スライスボールってのはある意味難しい弾道で、かなり飛ぶ!!のがホントで、そう簡単に打てるものではないものです。
一般にはほとんどの方がこれに悩まされている…と思っているのが現状のようですので、そこで質問です。

こすり球とスライスボールの違いってなんだと思いますか?

この説明がつく方はこすり球には悩まされてはいないと思いますので、数回にわたる今回のシリーズは読む必要ありません。

ですので、その時間を何か別なところに使って下さい(^^♪

 


脇をしめろ?

2015-02-22 00:23:28 | G-スイング

脇をしめろ?

脇をしめろ?

脇をしめろ?

脇をしめろ?

 

脇をしめろ?

脇をしめろ?

 

 

ゴルフで言うところの
「脇をしめる」
ということになると
みんな脇はがらあきということになりますね?

 

ゴルフで言うところの「脇がしまった状態」
これを今一度考えてみてください

着目点は 肘 です!!

この肘の位置がゴルフの場合 体にくっついた状態を良しとしているようですが
利き腕を使用不可能にしてしまった状態で ナニかいいことありそうですか?

 

 


フライングエルボー

2015-02-20 00:01:26 | G-スイング

どうでしょうか?
誰もが認めるその形とは似ても似つかない状態です。
事実この両者のスウィングは受け入れられたものではありませんでした。
特にこの状態の事を「フライングエルボー」と呼び、先のクラブ構造上のズレと同様、専門家ほど嫌悪感を持つというものでした。

それにも理由があって、その当時(今もですが)スウィングのお手本とされていたのはベン・ホーガンです。
それを元にスウィング理論なるものを持っている人達にとっては、この形が主流になることは非常に都合が悪い。
自らの根本を否定されるものですから。
ですので、この形が悪いものとして広まったのは専門家にとっては好都合だったのです。

で、この流れに喜んだのは何を隠そうこの2人?
ゴルフにとって非常に理にかなったこの形が悪者、特殊なものとして扱われるのですから、誰も真似しようとはしません。
相変わらず“脇をしめる?”ことをやってくれているのですから、2人のあの勝ち星も納得です。
勿論、当人のスウィングが素晴らしかったことには違いありませんが、追う側の選手達がより複雑極まりないスイングをしていたのでは歯が立たないことは自明の理です。

ここで「フライングエルボー」に関するある言い伝えをご紹介しましょう。
実はこの言葉を世に広めたのは実は、そのニクラウス本人だった?!

悪い形というニュアンスで伝えたのも作戦?!
まあ都市伝説ともとれる内容ですが、火の無いところに煙は立たないという諺もありますし、選手としては知られたくない、真似されたくないという心理を考えれば、当たらずと雖も遠からず、だと思います。

そのフライングエルボースウィング?を持って来日した際、その(悪評の)前評判を偏見とせず取り入れたのが尾崎将司選手です。
彼は常々、スウィングを事細かく伝えるのではなく、「その意味を考えろ!」と言っていたそうです。
だから風評被害にあわず、以降の栄光を獲得することが出来たのでしょう。
確かに中には真似した選手もいたとは思いますが、そうしている理由というものが伴わないがために続かなかったのでしょう。


少し話がそれてしまいました。「脇をしめろ」と「腰を入れろ」に戻ります。
この両方の言葉は、形や動きの事を言っているのではなくて、日本人として受け継がれてきている精神論としての意味合いが強いというのが私の見解です。

ちょっとうっかりミスをしてしまった時のことを「脇があまい」と言います。
「脇をしめてかかれ」というのは気合を入れてとか準備万端でという意味です。
「腰を入れる」も同様、物事に取り組む際の心構えというか、そういう意味合いで使われる言葉です。

両者共、あまりにイイ言葉すぎて?使わずにはいられなかったのかもしれませんが、こと体にあてはめてしまうとトンデモナイことをやらされてしまう事になります。

 


「肘使い」

2015-02-18 00:48:54 | G-スイング

ウチが推奨しているスウィング、クラブ扱いによる体の動きに「肘使い」というのがあります。

ですが、これを説明すると必ずと言っていいほど反論に近いニュアンスで返ってくる言葉があります。
この肘使いがどういうものかというのは追々説明いたしますので、ここではウチでは「あたり前」の動きがナゼ反論されるのか?
そこに着目してみたいと思います。

我々日本人なら聞いたことが無い人はいないであろう「脇をしめろ」と「腰を入れる」
この脇と腰にまつわる用語は多々ありますが、ゴルフにおいてよく言われているのはこの2つです。
確かにすばらしい言葉です。
ですが、その解釈はというと運動に対する形と性能に対してそれをそのまま受け止めているのではないでしょうか。

「脇をしめろ」
これをゴルフファーに伝えるとえるとどういう姿勢をとるかは想像どおりで、“脇を閉める”です。
テレビや雑誌で見ている形、ゴルフの常識?とさえなっているかのごとくの形です。



しかしです。
「ナゼ、このような形をとるのですか?」
そう尋ねるとなぜか?そこで会話は終了してしまいます。
無言の時が流れるか、言葉が出てきたとしても“こうしろと教わった(書いてあった)”もしくは“みんなこうやっている”というもので、その理由となると閉口してしまうのです。
(もしかして“しめる”だから?)

それだけすばらしい形なのだとしたら、もっと明確な理由が存在してしかるべきですね。
常識となっているのだとしたら、誰でも…
少なくともゴルフをしている人にとってはナゼなのかが分かっていてしかるべきだと思うのですが、いかがですか?

 

ではここで“誰もが認める形”ではない2選手に登場してもらいましょう!
ゴルフ業績という意味では生きるレジェンド、ジャック・ニクラウス選手と尾崎将司選手です。
まずはあれこれ書くよりも見てもらった方が伝わりやすいと思いますので、2人のトップ時の画像を載せておきます。

 

 

 


クラブヘッドを6面体として考えてみましょう その3

2015-02-16 00:33:16 | G-スイング

 

前回の続き


この複雑極まりない運動でボールをさばくには、ボールの高さ(約4cm)
これもたぶんボールの赤道なんて使えてないでしょうから、半分の2cm。
それでもこの軌道ですとトップするのは免れないでしょうから、さらに半分の1cm。
さらにはほんの少しでもボールの手前に入ってしまうとダフリ…


となると、ヘッドの着地ポイントはボールの底と芝生との僅かの隙間を狙ってボールを打たなければならない…ということになってしまいます。

で、それを画像からも見て取れるように、体本体はほとんど動いていない状態で行っているわけです。

そりゃスイングが難しくてあたり前
っていうかほぼ無理!!

で、大半の方はそれを右手の動作で作っています。
円運動の支点には考えている以上に大きな力がかかります。
その結果、グリップがこのようになってしまうのです。
俗に言う「手を返す」

ローテーションと呼ばれる動きですが、これを手打ちと言わずに何と言うのでしょう?


「手打ち」を否定するスイング論のほとんどは、最後の最後で手打ちを要求されます。
一般の方がそれに気が付かないのをいいことに、もうやりたい放題なように思います。
確かに「手打ち」はよくはありませんが、「手や腕を使わない」ということではありません。

クラブを持っているのはまぎれもなく手です。
特に利き腕はしっかり使ってもらわないとスイングはできません。
その正しい使い方を覚えればいいだけの話なんです。


余談ではありますが、前回ビジネスゾーンと言いましたが、これはグリップ交換を早める…
コチラに「仕事をさせてくれる」って意味ですか?
それは気を使って頂いてどうも…です。


クラブヘッドを6面体として考えてみましょう その2

2015-02-14 00:59:36 | G-スイング

肩のラインはほぼアドレス時の方向
そして骨盤から下の部分は飛球線方向
世間ではヨシ!とされていることをそのまま実行した典型の形ですが、何度も言う手(腕)を使わなければクラブはこの位置です。


ライン引いてみましたが、綺麗に揃っていたアドレス時の関係はどこへやら…
何が何やらワケわかりません…
究極の振り遅れということだけは一目瞭然ですが(笑)

6面体であるヘッド
しかもその打撃面はひとつ
さらにはその面の角度まで計算に入れなければならない
この条件でとなると、それはもはや奇跡に近いんじゃないでしょうか。


クラブが右腰から左腰の高さまで、この区間の事をビジネスゾーンと呼ぶそうな…
このネーミングだけにかけては天才的な何かを感じますが、どこかでアップしたかなぁ…グリップの損傷の話。
その答えがここにありますので確認していきましょう。

 

青の線 両肩を結ぶ線ですがこれはほとんど動いていません。
オレンジの線 腰の向きを示す線 これも変化は見られません。

つまり体側はほとんど変化していないということです。

 

では次にヘッドに注目してみましょう。
赤の矢印(フェイス面の方向)が反対方向になっているのがわかると思います。
つまりはヘッド(フェイス面)が180度回転したということです。

これがどういうことかといいますと、このときクラブ(シャフト)自体も180度動いています。
ですので、グリップエンドを支点にクラブ自体が円を描きながら、その運動とはまるで別方向のシャフトを軸とした180度ヘッドが円を描きながらボールをとらえる
さらにその運動を、ライ角度の関係から斜めの状態で行われる…ということになります。

どうです?なんだかもうさっぱりでしょ(笑)

この複雑極まりない運動で…
って長くなりそうなんで、続きは次回にしましょうか。

 


クラブヘッドを6面体として考えてみましょう

2015-02-12 00:13:29 | G-スイング

 

クラブヘッドを6面体として考えてみましょう。

ゴルフクラブのヘッドは「前後・上下・左右 それぞれが非対称な形状」をしています。

ここにサイコロのイラストがありますが、それとヘッドを照らし合わせてみます。
ここでは仮に1の面をフェイスとしましょう。

で、この1の面がボールと接触するただひとつの面となるわけですが…

一般によく見られるトップの形です。

ここから俗に言うオンプレーン、このラインに沿ってクラブを振るというのが常識なようですが、ひとつ確認しておいてほしい点があります。
それは「その運動方向に対して肝心の1の面はドコを向いているか?」です。

ここからスイングが進行していきます。
テークバックで通ってきたルートを戻っていく(なぞっていく)ようなイメージで体(肩)を左回転することで打つ。
ヘッドがプレーン上を通るということになるんでしょうか。
それとも腰を切った(勘違いした)ボディターンということになるんでしょうか。

 

もう一度、上の画像の状態でのクラブ姿勢、ヘッドの向きを確認しておきましょう。



文字通り腕(手)を使わず、プレーンをなぞってきた状態です。


となると…ですよ。
ここから以降スウィングが進行していくとなると、先の1の面(フェイス)は、どこを向いていますか?
この運動で一体いつ1の面・フェイスとボールが正対するのか不思議でならないんですが…どうですか?

スイングが進行していくにつれボールに最も近くなっていくのは5の面・ネック部になり、さらにこれを通過して見えてくるのは今度は3の面・ソール部です。

もしこのトップ位置から腕(手)を一切使わずインパクト付近まで進行したとすると、フェイスとボールが正対することはありません。

必ず空振りします。

ボールとの高さも合っていないですから。
なのにどういう形であれボールに接触しているということは、それは100%手打ちスウィングということになり、ヘッドはローテーションしているということになり、ディッシュアングルも失っているということになります。

普段テレビや雑誌に出てくるようなトップ姿勢を作り、これまた巷で言われる「手打ちをするな!」を忠実に守り、体を回転させていったにもかかわらず…です。

 


ホントのところは違うんじゃないか?

2015-02-10 01:06:20 | G-スイング

かる~いヘッド
かた~いシャフト
で頑張ってはいるけれど…
ホントのところは違うんじゃないか?
そう気が付き始めた方へ

その発想 メゾンゴルフは全面支持!

硬いシャフトを頑張ってしならせる…
それは言い換えれば重力とケンカしてるというのと同義語です。
この重力とケンカして、奇跡の確率ででも勝機があるのならまだやっている救いもありますが、それは残念ながら…でしょ。
となれば対峙する事を選ぶより重力とお友達になる方がはるかに得策!

そうは言っても重いヘッドでは振れない…
それもよく言われますが、確かに上がっている区間、つまりテークバック中は重いですけども、後は重力方向の動きなわけです。
尚且つ、これまで機能していなかったシャフトが活躍すれば…

そうなると今頑張っていることのほとんどすべてが必要なくなります(^^♪

スイングなんて単純極まりない!
っていうかイヤでも打ててしまいます!
そんな関係、築きたくありませんか?

 


ゴルフクラブは可変構造

2015-02-06 00:41:13 | G-スイング

 

しっかりとした重量のヘッドと使用者に合ったシャフト硬度(軟度)を装着して使えば当然のごとく重心点とシャフト軸線上の一致が起こります。
そうすればヘッドそのものの位置(姿勢)が変化しますから そこにネックは無くなります。

スイングの形態上、多かれ少なかれゴルフクラブには力がかかります。
その方向とズレた重心位置がそろおうとするわけですが、その際の動きを可能にするのがヘッド重量とシャフトです。

しかしながら、重心位置の直列化、そのあたり前の現象も使用者にとって固すぎるシャフトであれば起こりません。

そのまま、L字のまま打撃しなければならなくなります。
自分に合ったシャフトをチョイスできれば、当然のごとく効果を発揮する可変構造のハズのゴルフクラブが可動しないということになると…ですね。
それは先端の折れ曲がったバットの状態で打撃しなければならないということであり、自分のセンサー軸上に面が存在しないラケットでボールをとらえなければならないということになるんです。
これ…簡単そうですか?

 

ヘッドが立体的に高さとスピードを伴って開閉しながら目的となる姿勢に収め打撃する運動
ゴルフクラブをL字のまま扱うとなると、こういう言葉になります。
(こうなると書いててもわけわからなくなってくる…)

ヘッドの開閉がある場合と無い場合、それがどういうことかを調べた一例としてこんな数式があります。
わたしは頭が悪いので、この計算が合っているかどうかはさっぱりわかりませんが、そのどちらが複雑か?程度の想像はつきます。
で、なにもわざわざ難しい方を選ぶことはないかと思うのですが、この扱い方が現在主流とされているのですから驚きます。

 

 

今取り組んでいる、練習している内容…
それが必要不可欠な要素であるのであれば、努力も致し方ありませんが、そうではなくてボールを飛ばさないため、目標に飛ばさないため…
そんな無駄なことをさせられているように思えてなりません。
この道具の使い方っていうのを整理しておかないと、言葉は悪いですがナイフを逆さまに持って切れないって文句を言う…そんな事になりかねませんよ。

これも逆に言えば、ゴルフクラブが使えさえすれば、ボールは必要十分に飛ばせるということなんですが

道具の使い方に目を向けるか
それとも闇雲にスピードを上げる…体を酷使した勝負に行くか

どちらに進むのも自由ではります。
ですが、ゴルフをいつまでも、飛距離という魅力を失うことなく楽しんでいくためにはどちらが有効か…
それは明白だと思いますが、いかがでしょうか?

 

 


ゴルフクラブはL字型

2015-02-04 01:36:56 | ゴルフクラブ

 

クラブヘッドはその端にシャフトが装着されていますので、ヘッド重心点がシャフト軸線上に存在していません。
このズレをどう扱うかが大きなカギとなります!

クラブと人間の接点はというと、それはわざわざ言わなくてもわかると思いますがグリップです。
そのグリップの延長線上にシャフトがあり、先端にはヘッドの端 ネック部分 があります。

センサーである指はこのグリップを介してクラブ情報を人間側に伝えます。
その逆も然りで、人間側の動きはこのグリップからシャフトへと伝わります。

しかしながら、伝わる(伝える)その先には打撃したい部分、俗にいう芯はシャフト軸線上に存在していないのです。

画像はドライバーでシャフト軸の延長線上で打った際の傷跡です。
「こんなトコに当てるなんて初心者だな~」
なんて思うかもしれませんが、アイアンでソケットに悩んでいる人の多くはコレと同じですから笑っていられませんよ。
ウッドとアイアンのネック形状の違いでチョロとなるか、右へのボールとなるかだけのことで、根本理由をたどれば要因は一致しますから。

ヘッドの重心点はアドレス時の視界からですとこんな位置関係になっています。
その打撃部分はシャフト軸線から約4cm遠ざかったところにあるということです。
この状態で打撃するということになると、見ての通り延長線上に芯はナイですから、ヘッドの重心距離分(この場合、約4cm)ズレたところを通さないと当たらないということですよね?!

本能のまま、センサーが感じるまま振ってしまうと(ある意味こちらが自然ですが)先ほどのネックで打つということになってしまうのです。

超高速区間であるインパクト付近で…です。
その数センチのズレをセンサー(本能)に反して、補正しながら打つ
なんだか神業のように思うかもしれませんが、正にそのとおり!

けどそんなに難しいことしなくても、どうせ打つなら本能のままに、他のスポーツの道具のように簡単に打ちたいですよね。

ゴルフは難しいといよく言われますが、そのほとんどはクラブ機能を使えていないからです。
ヘッド重心位置とシャフトの関係、次回はその辺りを説明してみましょう。

 


ヘッドの重心点

2015-02-02 00:20:02 | G-スイング

 

ヘッドの重心点

普段手にする機会の多いスポーツの道具といえばバットやテニスラケットなどですが、その道具とゴルフクラブの構造上の大きな違いがこの重心位置の配置です。

ヘッドの重心位置、これは3方向からの数値で表されています。

・重心距離
・重心深度
・重心高

画像はそれらをチェックしている様子で、これはドライバーですが他のヘッドも数値の大小こそあれ基本構造は同じです。

ほとんどの道具がグリップ部と重心位置が一直線上に存在しているのに対して、ゴルフクラブはヘッドの重心点ではなく、その端にシャフトが装着されています。

先の折れ曲がったバット…振りやすそうですか?
でもゴルフクラブの先は曲がっています。

グリップの延長線上に面の無いラケット…バカにするなって話ですよね。
でもゴルフクラブはグリップの延長線上に面(フェイス)はありません。

でもコレがゴルフクラブの形なんです。


みなさんはこの形状をどのように把握していますか?