ワクチンは有効だから打て・・・
という
副反応だか副作用だか、言い方を変えるのはいかがなものかと思う。
実際に辛い思いをするのは同じで、変わらない。言葉遊びでしかない。
ワクチンでは、報道はされないが、ある程度、高熱が出たり、
腕が痛む副作用が出ている人がいる。報道で出てくるのは脳梗塞で死亡という極端なケース。
しかも、最近はあまり耳にしない。
ワクチン肯定派は、それでも効果の方が上回るから打つべきだと言い、
ワクチン否定はは、わざわざひどい目にあったり、人体実験のようで嫌だと言う。
両者は相いれない。
ただし、違いはある。
肯定派は、みんな打てといい、否定はは、打ちたい人は打てと言うのが大半。
ふと最近思ったのは、肯定派の意見は、最大多数の最大幸福という功利主義の発想だ。
副作用が出て、死ぬ人もいるかもしれないし、高熱が出る人もいるけど、
人類全体には益するものだから打てという。
否定派は、個人の自由を尊重しろという自由主義。
それで感染しても、それはそれ。自分の判断だ。(ある意味正しい自己責任)
それより、打たされて、コロナにかかってもいないのに苦しい思いをするなんて嫌だという事だ。
自分で判断して打つならいざしらず、打たされてだから意味が分からないと感じる。
自分は、自由でいたい。
功利主義といえば、ベンサムが有名だけど、彼に影響を受けたというミルの自由論では、
その功利主義に否定的ですらある。
反対意見が出てきたら、少数であっても封殺するのは愚かな行為だと言い、
反対の意見を封じたら、心理のうちにその何かが失われるともいう。
自由とは、正義とは、幸福とは、一体何か・・・
今の時代こそ、考えてみるいい機会ではないかと思う。
そして、幾つかの国で動いているワクチンパスポート。
ただでさえ、効き目がいつまで続くか分からないし、
南アフリカでは接種した人が多く感染するケースもあるというのに、
何がパスポートなのか意味不明だし、もはや世界中で全体主義の様相を呈してきた。
イギリス人のミルは、あの世で嘆いているに違いない。
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