maruの下手の横好き写真とつぶやき
写真を撮ったり、音楽(クラシック・ロック)をよく聴き、読書は古典(主に哲学中心)がメインです。全体主義社会の動きに警戒。
 

誤解  


昨日、ちょっとマイケルの事についてちょっと調べてました。

あの数限りないゴシップは何だ?

考えてみたら、常日頃から報道は本当のことを言わないと思っていた自分ですが、
この事について、世界のスターの中でも、もっともスキャンダラスな人物について、
今まで、そうなんじゃない?って軽く考えていたし、まあ調べる気も起きなかった訳です。
報道を聞いて、過去のプロモビデオやらの映像を見たら、そら本当だと思ってしまう。

そんな中で、特に漂白しているんじゃないか?って言われている一件がありましたが、
どうも、これは尋常性白斑症という、色素が抜けていく病気で、皮膚の色がまだらになってしまうので、
メイクを工夫して対処したいたという。

ここに、その病気の紹介とか、彼へのインタビューの様子や写真などが観れます。
[Michael Jackson and Vitiligo] マイケル・ジャクソンと尋常性白斑症




考えてみたら、自分がマイケルのことで記憶にあるのは、パフォーマンス以外では、
彼のことを興味本位に報じる部分だけでした。
別にそんな報道を一つ一つ真に受けて信じることもなかったけど、
才能がありすぎるって怖いのね・・・と正直思ってましたから。
これが報道の怖さですね。報じている方は、そんな影響力があると思ってないでしょう。
これ以外でも大概は興味本位のものらしいので、一例って感じですが。

中学・高校の頃、「スリラー」や、「We are the World」、「BAD」辺りは、プロモビデオを録画(お金節約で・・・笑 でもまだLPレコードが売ってた時代だなあ・・・)して観てましたが、
以降、自分が聴く音楽が70年・60年代ロックバンド系に傾いたもあって遠ざかってました。
(それがジャズになり、クラシックになり現在に至りますが、一気に戻してくれました)
報道の内容も、どんどん酷くなったんじゃないかな・・・




映画を観て、何に驚いたかと整理してみると、最初の感想に書いたように、
彼のパフォーマンスもさることながら、人間性に驚いた訳です。

これが、あのゴシップに塗り固められた同じ人間なのだろうか???
大スターとは思えない、スタッフに対する友人や家族のような物言い。
引きこもりの象徴みたいに思われていたのに、周りとのコミュニケーションも上手い。
さりげなく相手を思いやる言葉が出てくる。なのでちょっと調べてみたってところです。



マイケル・ジャクソン 死の40時間前 リハーサル映像
http://www.youtube.com/watch?v=ln7xMP76wEE&NR=1

だれかが録画したもんでしょう。

この曲は、They Don't Care About Us 
なんか、これが先に公開された曲名ってのも、意味があるのかなと考えてしまう。

映画では、この曲のエンディングで、証明が落ちていく中で内容に満足したのか、
にこりと微笑む姿が印象的でした。


難しい政治や経済でも、新聞やテレビでは真実を伝える媒体として機能していませんから、
事が芸能になったら押して知るべしなんですけど、ついつい軽く考えてしまうので、見過ごしてました。
(もしかしたら、同じレベルで政治や経済・外交などを報じるのかと疑いたくなる)


毎年いわれの無い訴訟や、一方的に悪質な報道を受け続ける。
そんな状況に追いやられても、最高のステージを作ることに拘り、自分のメッセージを発し続けた点は、
凄い意思の強さを感じます。ブレのない芯のある強さ。

今まで誤解していたと改めて感じ入ります。


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