本朝徒然噺

着物・古典芸能・京都・東京下町・タイガース好きの雑話 ※当ブログに掲載の記事や写真の無断転載はご遠慮ください。

樹齢1200 年の藤

2005年05月04日 | つれづれ
3連休2日目。

今日は、埼玉県春日部市の牛島というところへ、またまた藤を見に行った。

東武野田線の「藤の牛島」という駅から歩いて15分ほどのところにある藤園、普段は民家の敷地内になっているのだが、この時期だけ有料特別公開しているのだ。

ここには、特別天然記念物に指定されている、樹齢約1200年の藤がある。

とても大きな藤棚で、花房も、最も長いところで約2メートルと、とても見応えがあった。

房の長いところは、まるで藤の「のれん」のようになっていた。
長い花房の間から顔をのぞかせると、踊りの「藤娘」の一場面を思い起こす。
本当に、「藤娘」の大道具のような、大きな花房だった。
着物で、日本髪に藤の花かんざしといういでたちだったら、本格的に「藤娘」風の写真を撮れたのに……、残念(笑)。

かなり歩くことが予想されたので、私は洋服にスニーカーといういでたちで出かけたのだが、園内で一人だけ、着物を着ている人を見かけた。飛び柄で花をあしらった、春らしい色の素敵な紬だった。


牛島の藤を堪能した後、東武電車に乗って一路浅草へ。
浅草見番の近くにあるお店で少し早めの夕食をとった。
この店に来ると必ず頼むだし巻き玉子など、おいしい一品料理を食べながらビールを楽しみ、その後、筍の釜めしと豆の釜めしで旬の味覚を堪能した。

店を出てから、浅草演芸ホールへ。
すでに夜の部がはじまっている時間だったが、かなり立ち見が出ているということだったので、ちょっと時間をつぶして、仲入り(休憩時間)を過ぎたあたりから入ることに。

すぐ近くにあるロックスビルの中をひやかしていたら、某ブランドの素敵なブラウスが安かったので、ついつい購入。海外からの直輸入のため、通常の20%~50%オフになっているという。
国内で販売されているブラウスの平均価格(注・あくまでも、私が目にするブラウスの平均価格なので、真の平均価格よりも低い可能性大)くらいだったので、お買い得だった。
着物もそうだが、浅草では、他の街に比べると安い相場で、結構良いものを入手できることが多い。
もちろん、観光客向けの雑多な店も多いが、慣れて見る目ができてくると、掘り出し物を見つけられるのではないかと思う。
こういったところも、浅草の魅力の一つである。

いい買い物ができてホクホク気分のまま、浅草演芸ホールへ。
すでに仲入り(休憩)が終わっている時間だったが、まだまだ立ち見の人がいた。
終演までそれほど長い時間でもないし、立ち見でガマンすることに。
トリは柳家小三治師匠。「天災」という噺を、独特の飄々とした語り口で演じていて、なかなか味わいがあった。



藤のライトアップ

2005年05月03日 | つれづれ
佐野ラーメンを食べた後、再びあしかがフラワーパークに行って、藤のライトアップを見た。

闇のなかに照らし出された大藤の花房は、本当に美しく幻想的だった。



大藤棚のライトアップ 大藤棚のライトアップ

藤のライトアップ 庭木作りの藤のライトアップ

白藤のライトアップ 白藤のライトアップ

池のほとりの藤 池のほとりの藤

八重の藤 珍しい八重の藤

大藤棚

2005年05月03日 | つれづれ
3連休初日。

栃木県にある「あしかがフラワーパーク」へ行った。

ここには、何とおよそ360畳分の大藤棚が4つと、庭木づくりの藤200本以上がある。

長い房を垂らした大きな藤で作られた藤棚は、圧巻だった(なんと、1本の藤で360畳分の藤棚が作られているのである)。
昨年は、もっと房が長くなっていたらしい。今年は開花が遅かったため昨年ほど長い房になっていなかったようだが、それでも見応え十分だった。

園内の至るところに植えられている庭木づくりの藤も色彩豊かで、見る者の目を楽しませてくれた。

園内をひととおり見た後、一駅隣の佐野というところへ行って、名物の「佐野ラーメン」を食べた。

佐野市内には佐野ラーメンのお店がたくさんあり、店によってスープなどにそれぞれ特徴があるが、共通しているのは「ちぢれ麺」である。

今回入った店では、透き通った塩味のスープがあっさりとしていて、麺とよく調和していた。
私にしてはめずらしく、ラーメンのスープを残さず飲んで完食。