うたた寝映画日記

米子ではたらく税理士の個人的映画論

暫定税率廃止よりも・・・

2008年04月06日 18時35分21秒 | ビジネス
4月1日よりガソリン税の暫定税率廃止にともない、
ガソリンスタンドでは、値引き(普通価格にもどっただけ?)の嵐が
吹き荒れてます。
マスコミもそればかり取り上げてます。

ガソリン代が安くなるのはうれしいことですが、

我々「税」に関わる仕事をしている人間にとっては、ちと複雑な心境でして。

というのも、
暫定税率廃止は、そもそも租税特別措置法の適用期限が切れたから。
実は、他の租税特別措置法も適用期限が経過したものもあるのです。

普通なら、既に適用期限延期の法案が通過しているはずなのですが、
ご承知のように、国会がすったもんだなわけで、決まっていないのです、

期限延長が・・・。

例えば、
「中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例」

いわゆる、中小企業の社長さんにはおなじみの、「30万円未満の少額資産は経費で落ちる」というやつです。
期限は平成20年3月31日。

また、
「住宅取得等資金の贈与に係る相続時精算課税制度の特例」

いわゆる、「子供が家建てる時、親が資金援助しても3500万円までなら贈与時は税金かかりませんよ」ってやつです。
これなんか、平成19年12月31日で期限切れちゃってます。

どちらとも、税制改正で期限延長になるはずでした。

さすがにこの先、法案通過後、遡及的に適用期限延長を認めるでしょうが、
それにしても、国民生活を巻き込んだ本国会はお粗末過ぎます。

与党か、野党か、官僚か、マスコミか、
はたまたそんな議員を選挙で選んだ国民のせいなのか。

ガソリン値下げも素直には喜べないのです。
でも、今の内にガソリン入れとこ

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