今週号の日経ヴェリタスの見出しに…、ワシントンリスク


今日の日経CNBCでもテーパリングのずれ込み、明日発表にずれ込んだ9月の雇用統計が話題に・・・
バーナンキの懸念は当たってしまったのか・・・・
9月17日~18日のFOMC
でマーケットの予想に反し、緩和縮小の先送りを決めた・・・バーナンキFRB議長はこの会合後の記者会見で
「政府機関の閉鎖、債務上限の引き上げができない事態となれば金融市場や経済に深刻な結果をもたらす恐れがある」ともらしている・・・
今回の政府機関の閉鎖は、防衛大手のロッキード・マーチンが2400人の従業員を一時帰休する等企業活動に大きな影響を与えている。米ミシガン大学が調査した10月の消費者信頼感指数は9ヶ月ぶりの低水準。
16日発表された地区連銀経済報告(ベージュブック)12地区中4地区で成長が鈍化・・・・
「バーナンキの懸念が現実となったいま、12月縮小開始のシナリオは完全に崩れた」(BNPパリバ)との声も出始めており、また、雇用統計の信憑性等の声も上がってきている・・・
失業率は、職員がサンプル世帯に直に、電話で職の有無を尋ねる方式・・・・、10月分の発表は11月8日・・・・今から2週間前のことをヒアリングするのか???
クリスマス商戦がどうなるか???
年明け早々には、暫定予算の期限切れ、再び政府機関が閉鎖されるおそれも・・・
2月には議会承認無しに国債が発行できなる期限が…また到来する・・・
また、世界が気をもむ時が再び・・・・
そんなこと言っても、今回のようにデフォルトは免れるだろうという意見も多いが・・・・・問題は、共和党支持者のティーパーティーの動きだ・・・
共和党議員が恐れる…茶会の存在・・・自分たちの意見がとおらないと対抗馬をたてる…
現実、共和党の重鎮が退場している・・・
どうなるのかねえ?????
現在🇺🇸の10年国債の金利が2.6%・・・・一時は3%だったのに・・・
アメリカと日本の金利差が大きければ、ドル高、円安といったトレンドに・・・テーパリングが始まれば・・・円安なる雰囲気でいたのになあ・・・・
まあ、今日発表された4~9月の貿易統計・・・貿易赤字・・半期最大4.9兆円とあるので・・・大幅な円高はないと思うが・・・
やはり、自分にとっては、為替、株価等マーケットの動きは非常に気になる・・・・
1棟目、2棟目と入居者が勤める会社が輸出企業が多い・・・・
マーケットは半年先を行っている・・・・マネーゲームと批判する人がいたとしても・・・
どうしようもない・・・
企業も為替等で業績が影響するし、株価だって、資金調達に大きく影響する・・・・
現実、それに伴って従業員の配置転換がある・・・・
今回の🇺🇸のデフォルトするのか???しないのか???はほんと心配していた・・・
今週号の日経ヴェリタスを読んでゾッとした・・・
国際決済銀行の調べによれば、先進国上位10カ国発行した債権総額の約4割が米国債。
もしデフォルトになれば、最初に息詰るのは、短期金融市場・・・
金融機関は保有する米国債を担保にして短期市場から現金を調達している・・・
その米国債が信用を失えば、担保にはならなくなる。
銀行はドル資金の調達が難しくなり、経済の血液であるマネーの流れが滞る・・・
貿易取引が難しくなる等、企業活動にも影響・・・
「影響は急速に世界中に広がり、致命傷になる」(ドイツ銀行)
銀行がことさら、米国債のデフォルトに神経質になるのは・・・
まず、
価値の下落で米国債を大量に保有しているバランスシートが大きく傷つき・・・
デフォルトで米国債の格付けが下がれば、自己資本比率規制の問題で投げ売りを迫られる可能性もある・・・
売りが殺到すれば、換金すら難しくなりかねない・・・
金融システム危機の勃発・・・・またもや、アメリカ発・・・・
とりわけ中国、日本は外貨準備で1兆ドルを上回る巨額の米国債を保有している・・・・デフォルトになれば当然無傷でいられない・・・
新興国にとっても悲惨なイベントになる・・・・
そんなことになるかもしれない・・・のに・・・
この間の、🇺🇸の茶番劇・・・・・
こんなことがまた、3ヶ月後に展開されるのはご免被りたいんだけど…
どうなるんだか????