マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

9月22日~23日の釣行(とっても贅沢な宴会になりました。)

2015年09月25日 | ゆかいな釣り仲間

いつものように午後4時出発の「連絡船」に乗り込んでコーロイ(シラチャー)へと向かった。

連絡船にクーラーBOXを移すだけでもたいへんな作業だった。しかし皆の笑顔は絶えなかった。

以前、シーチャン島周辺での釣行で最悪の釣果の日があって、黒滝さん(まこっちゃん)が15㎝位の小さなマテアジを1匹だけ釣って「竿頭」となったことがあったが本当にみじめな気分だった。

一日中釣りをして本当に赤い小魚(通称ネコのエサ)、ナッカリン、キーメン、フグしか釣れなかったのだ。

でも今回のようにこれだけたくさんのイカやアジが釣れると須藤さんではないが『笑がとまらない』という言葉がピッタリだ。

宴会はいつものように夜の7時にスタートだ。


今回も釣りに行かなかった釣り仲間がたくさん宴会に駆けつけて一緒にお祝いをしてくれた。

日本から戻られた松原さん、今回もワインを持ってパタヤからから駆けつけてくれた高谷さん。

そして、釣り船太郎の高田さんもご家族と一緒に来てくれた。

高田さんには早くまた船が持てるように頑張ってもらいたいし、皆のバックアップ態勢も固まってきている。

釣りが皆をインターネットの網の目のように取り囲んでいるようになってきていると思うし、一人の楽しさや笑いを皆で共感できることの素晴らしさを感じる。

一生幸せになりたければ釣りを覚えなさい。

自分達で釣った魚で宴会をする。

何と素晴らしいことでしょう。。。





9月22日~23日の釣行(イカの次は朝からマテアジの入れ喰いだ!)

2015年09月25日 | ゆかいな釣り仲間


前の晩と言うか午前4時までのイカ釣りの興奮も冷めやらぬうちに皆、仮眠に入ったが日の出と同時に全員が起きだしてきた。

知らぬうちに船は近くの島影に入りアンカーを下していた。

でも、キャプテンは未だに寝ているようでなかなか起きてこない。

中乗りは「いけす」に入っている大量のイカを取り出して大きな保冷BOXに移している。

今度はこの「いけす」にアジなどの釣れた魚を入れるのだろうが、とにかくイカの量が多すぎて何度も何度もタモですくってもまだまだ入っているようだ。

やっと最後のイカをタモですくった時には、あの大きな保冷BOXの半分以上がイカで埋まっていた。

周りはイカの墨で真っ黒となり、イカ墨の海のような状況になっていた。

その作業を終わる頃にはキャプテンが起きてきて、やっとエンジンの音が響きわたった。

それから、アンカーを上げて船は沖へと向かった。

移動時間に食事をしようと中乗りに「お湯」を用意してもらって、インスタントの味噌汁の袋に入った具材とチューブのような袋に入った味噌をカップに入れる。

そして朝飯用に持ってきた「大漁だぜ~♪ おにぎり」に皆に配った。

程良くしてお湯が準備され味噌汁のカップに注ぐと、味噌汁の香が空きっ腹に沁みわたる。日本人に生まれて良かったなと思う瞬間だ。

さて、皆が食事中に船が向かった先は「カムヤーイ」だった。

そしてここでキャプテンの奥さんが大きな発砲スチロールの箱とたぶん氷が入ったズタ袋と待っていて、受け取る。

発砲スチロールの箱の中身はこれから餌として使う「カタクチイワシ」で、ズタ袋の中身は思った通り氷たっだ。

これて準備完了。いったいどこのポイントに向かうのかな?と思ったがだいたいは察しがついていた。

いつもの「シーチャン島の南端だろう」・・・

そして船はパイプラインの方向に向けて走り出していた。

最近お馴染みのこの場所に着いたのは朝の8時半を少し過ぎていた。

「大漁だぜ~♪ おにぎり」も食べたし、今日はどうなることやらそ~っとサビキ仕掛けを下す。

するとどうだろう、ガツン!最初からあのアジのあちこちに動きまわるゴウインな引きだ。

そして上がってきたのは25㎝以上の立派な「マテアジ」だった。

隣りの山田さんにも直ぐにマテアジ、そして自分の場合にはオモリが着底前にも引っ手繰るような引きだ。

どうやら、左舷の斎藤さんと林さんには「マテアジ」以外の小魚が多いようだが、右舷の山田さんと自分は「マテアジ」」の連チャンとなった、それもサイズがでかい。

今日は右舷の方が良いのかな?と思っていたが、今度は左舷の方にヒットが集中してきた。

本当に釣り座というのは不思議なものだ。

さて、船の「トモ」はと言うと、その頃には「浮きフカセ」でキャプテンと取田さんが「海面」の「ダツ」を専門に釣っていた。

この「ダツ」は日本では「ハマダツ」という種類に近いようだが、これも入れ喰い状態になっていた。



こんな結構大きなサイズを20匹程釣り上げたようだ。

また、この場所で山田さんが80㎝程のクイーンフイッシュ、そして自分が50㎝程の「ピア」を上げたが、やはり今回は当たりが右舷に集中しているようだ。

お昼近くになり波が高くなってきたので筏(ジンダ筏ではない)の浮いている場所の近くに移動したが、この場所は小魚が多く、たまに「コロダイ」が釣れる程であまり良い思いをしたことのない場所だ。
潮が流れずアジもあまり期待できない。

早速、サビキ仕掛けを下すが、小魚の極小アタリしかない。

そこで斎藤さんと相談して前の日にイカがたくさん釣れた場所に再度向かうことにした。

あの場所まで移動して釣りの残り時間は1時間半になるが、この場所で消化試合のように時間を過ごすよりはあの場所で釣れない方が良いとの判断だった。

そして30分程で到着し早速、サビキ仕掛を下すが何のアタリも無い。

時間だけが過ぎていって午後の2時半になっても魚のアタリがほとんどなく餌もそのまま付いている。

山田さんと『早上りしますか?』、『でも今からでは結局4時の連絡船ですね』と話をして、『残りの1時間で大物という事も多いですね』とやりとりしていたが、気分は既に諦めモードに入っていて置き竿にして、
ウトウトしていた時だった。

いきなり自分の竿がぐーんと海面にまっ直ぐに引き込まれている。かなり大物みたいだ。

そして上がってきたのは先程より一回り大きな「ピア」だった。

結局、そのピアを最後として納竿としたが、今回の釣行は間違いなく大漁だと思う。

それもシーチャン島周辺では1年に1度あるかどうかの大漁だろう。

6人のクーラーBOXは既に満杯で「氷」を入れるスペースも無い程で、30LのクーラーBOXを2人でなければ持てない程だ。イカだけで50㎏以上、その他の魚を足すと合計で100㎏~120㎏位になるだろう。

今回は船の左舷に「大物」が来なかったが、次回はどうなるか分からない。

最近は「くじ引き」で釣り座を決めるようになったが、本当に「運」次第でワクワクとした結果となる。

でも、これだけたくさんの魚が釣れて皆で宴会ができるのだからこんなに楽しいことはない。

さあ、早く帰って宴会の準備だ!!!











9月22日~23日の釣行(シーチャン島で1年に1度あるかどうかの大爆釣!)

2015年09月25日 | ゆかいな釣り仲間

今回の参加メンバーはパタヤから斎藤さんと黒滝さん、それに日本の連休を利用してパタヤに遊びに来ている斎藤さんのお友達の林さんと、シラチャーからは山田さんと取田さんと角南の合計6名となった。

キャプテン・Wの船はシーチャン島周辺では割と大きな船で8名位で釣りをすることもできるが、波が高い時には「ミヨシ」はかなり上下に揺れて立っていることもできない状態となる。

また、それだけの高波となるといつも船酔いをしない人でも具合が悪くなったりするので、初めて釣り船に乗る人はたまったものではなくて、10分も経たぬうちに船のキャビンに籠ってしまうことになる。

さて、先週は台風が来て一週間延期になった今回の企画だが、今日は曇り空でお月さんも隠れていて、イカ釣りには適した日だろう。そして船は30分程で最初のポイントへ到着した。

そのポイントとは「砲台跡のある島」の近くで、以前、斎藤さんの大物仕掛けで泳がせていた小鯵(カンルアン)に大型の「紋甲イカ」が抱き着いてきた場所だ。

ここなら夜ならばたくさんのイカが居るかも知れない、そんな場所だった。

皆、それぞれ自分の仕掛けを海中に下す。鉛スッテを使っている人、餌木を使っている人、またはエサ巻きテーラを使っている人など皆、工夫を凝らしているようだ。

そんな中、まず「右舷のトモ(船尾)」に居た取田さんが2㎏の「紋甲イカ」をローカルの釣り具屋に売っているキラキラいろんな色の付いている「鉛スッテ」で釣り上げた。

するとどうだろう、そのイカを追ってもっと大型の紋甲イカが3~4ハイ、後を追ってきてるのが見える。

『イカがたくさん居るぞ!!!』と大きな叫び声。

直ぐにキャプテンと中乗りが飛んで行って、そのイカ目掛けて「餌木」を投げて、キャプテンが2ハイ、そして中乗りが1ハイ、大型の紋甲イカを確保した。

その後、だいぶ日が暮れて夜の8時半過ぎとなったので、用意してきた「大漁だぜ~弁当」を皆で食べた。

そしてこれで「大漁だな」と冗談を言っていたのだが、その後、本当に大漁が始まった。

山田さんの竿にも自分の竿にも次々と紋甲イカが掛かる。それも2~3㎏はある大型サイズばかりだ。

また、どうもこのイカはツガイか群れで居るらしく、一ハイが掛かり直ぐに仕掛けを下すと直ぐにもう一ハイが乗ってくる。

そんな状況の中、左舷に居た斎藤さんと林さんには不思議とイカが掛からない。船の釣り座というのは本当に不思議だと思う。

林さんは寝不足ぎみとのことで先に就寝し、その後で斎藤さんも仮眠の為に船のキャビンに向かった。

その後もコンスタントに大型の「紋甲イカ」が釣れていたが、2時間程して林さんと斎藤さんか起きてきて元の場所で釣りを再開した。

すると数分もしないうちに林さんが大型の「紋甲イカ」を釣り上げた。また、長い沈黙を続けていた斎藤さんの竿にも「紋甲イカ」が来たかと思ったとたんに今度は斎藤さんと林さんの居る左舷がイカラッシュとなった。小ぶりだが「アオリイカ」が入れ喰いになっている。

そして2時間の仮眠時間があってもイカの数では15ハイは釣っていると思う。

結局、この日の皆でのイカの釣果だが大型の紋甲イカが5ハイ、中型の紋甲イカが15ハイ、小型の紋甲イカが10ハイ、そしてアオリイカは小型サイズばかりだが約20ハイという結果となった。

これを重さにすると、合計で間違いなく50㎏以上となるだろう。

今年のシーチャン島周辺は「紋甲イカ」が多いとは思っていたが、まさか一晩にこれほど釣れるとは思っていなかったので驚きの夜だった。

そして、夜も更けて4時となったので船の電気を消して皆、仮眠することにした。

つづく・・・