下新庄学童クラブ記事倉庫

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全国児童館・児童クラブ大会分科会

2005-07-21 | 放課後児童指導員の活動
 7/17.18の第7回全国児童館・児童クラブ神戸大会の分科会も2日間で行なわれ、「子どもや親の出すSOSをどう受け止めますか?」と題して、神戸市須磨区の子育て支援ネットワークの実践を基調に各地・各施設での地域といかに繋がり、課題のある子どもや家庭の援助をしているか交流しました。
 島根県松江市の報告では、重い軽いも含め障害の認められる可能性のある場合市の職員が事前面接をし、加配等決めるそうです。
 又、保護者や保育所(園)の許可も得ながら施設受け入れの前に保育所等に様子を見に行く事も行政が中に入って出来ているそうです。
 児童館が中心になったり、地域の民生委員や主任児童委員の方達から相談を受けて、ネットワークが広がって行っている話等、大変参考になる良いお話が聞け、交流出来る事が出来ました。

 又、須磨区で臨床心理士をしながらスクールカウンセラー等地域密着型の子育て支援活動に従事しておられる神田先生のお話は、とても実践的で、学童保育に何か問題を引きずっている子は学校でも問題があり、学校の先生はスクールカウンセラーに相談出来るしそこに一緒に行く事からもネットワークになる例、等、様々なルートを知り、其々の特徴を互いが知ることでその組織や団体の専門性を引き出すことが出来ると助言して下さっていました。
 そして、阪神大震災以降、ケアする人たちが相手の心の傷を同じ様に受けてしまう例が多くあり、その後の多くの災害の時に、「援助者の心の援助」の概念が新しく出てきている事実も述べられ、元気にやって行く為には、心をリセットする手段、五感に訴えるさりげない変化の大切さも仰っていました。
 「今が変わると気持ちが変わる」、匂いや音楽・壁面を少し変えるだけで、子ども達や病んだ大人たちは気持ちの切り替えが出来るのだとの示唆が大変新鮮でした。

 夏休み前できつかったですが、大変勉強になり収穫の多かった大会でした。
 2年後の大会は沖縄だそうです。(行けるかなぁ)

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