6/29に、第40回記念大阪学童保育研究集会が府立吹田高等学校で開催され参加して来ました。 公設公営の吹田市の学童保育の子ども達の元気なよさこいソーランと、けん玉を含めた「ぞうれっしゃがやってきた」の合唱でオープニングを飾ってくれました。 記念講演は、山田洋次監督の「学校」のモデルになった元夜間中学教師の松崎運之助氏の講演でした。 全国で初めて学童保育が出来たのも大阪、全国で初めて夜間中学が出来たのも大阪と、どちらも困難な中、地道な運動で大切な「場所」を守って来た事を強調されていました。 夜間中学の現場での様々な出会いや別れもお話して下さいました。 様々な事情で夜間中学に通う人達の思い・・・それは新しい発見に溢れる「学ぶ事の喜び」と、辛い・悲しみに溢れた、だけど一生懸命生きて来た、それぞれの「命」の歴史の中での、出会いと励ましや共鳴の歴史なのだと知り、誠実に一生懸命生きた人達の「学び」の姿の話に涙で目が曇りました。
昼からの分科会は「放課後子どもプランと学童保育」の分科会に参加し、「一元化」の守口市、「一体化」の茨木市、「連携」の吹田市と三つの公設公営の現場の報告がありました。 「まちづくり」の視点で、子ども達の発達と成長を、どうやって利用者=保護者や地域・行政に理解してもらいながら進めていくかが、特に吹田市「太陽の広場」の実践に現れていました。 堺市や摂津市からも様々な意見が出て、大変勉強になった分科会でした。 要員等もあり大変でしたが充実した研究集会でした。 スタッフの皆様ご苦労様でした!