町内会の研修旅行で高知県の梼原町に行ってきました。
梼原町は高知市から車で2時間近くかかる山の中にあります。坂本龍馬が土佐藩を脱藩したときに通った脱藩の道としても知られています。
当然過疎化が進んでいて9月末人口が3423人ですが、それでも様々な取り組みでがんばっている町です。バスは総合庁舎の駐車場に着きました。予約してあったガイドさんの説明を受けながら見て回りました。
この木造の総合庁舎は2006年に新国立競技場を設計した隈研吾さんが設計しました。
隈研吾さんは1992年にこの地の「ゆすはら座」を訪れ木造という建設技術を再発見したのです。庁舎に続いて「ゆすはら座」に行きました。
内部の柱が少なくても風雪に耐える構造に感動したそうです。
これを機に隈研吾さんはゆすはらに6つの建物の設計をしました。1994年に「雲の上ホテル・レストラン」
2006年に総合庁舎。梼原の杉をふんだんに使った暖かみのある建物です。
2010年にマルシェ・ユスハラ(雲の上のホテル別館)。茅を壁に使っています。
2010年木橋ミュージアム。雲の上のホテルから温泉・プールへの渡り廊下。
そして2018年に「雲の上の図書館」。天井からの木組みは森の中をイメージしたものです。カフェありピアノありのゆっくりくつろげる図書館です。
2018年総合福祉施設「YURURIゆすはら」は図書館と繋がった特別養護老人ホームです。
梼原町の取り組みに隈研吾さんの設計が見事に応えていました。
梼原にはその他にも四国カルストや維新の群像など多くの観光地があります。