富士山の2回目の登頂を目指して8月5日に高知龍馬空港をJALの7時10分の羽田行き始発で出発しました。
富士山は7年前に登りましたが山頂には着いたものの妻が体調不良のためお鉢巡りを断念しました。と言うことは山頂には着いたものの3776mの頂上はまだたどり着いていないので体力のあるうちに再チャレンジすることにしました。今回は新聞折り込みチラシで見たタビックスの一泊のツアーです。前回はタビックスで予約していましたが人数が集まらず中止になり、ネットで見つけたサンシャインツアーの、バスで行き帰り車中泊と山小屋一泊でなんと29800円の激安でしたが今回は往復飛行機で山小屋一泊の57990円です。羽田に着き、そこから四国・九州から集まった21名でバスで富士山五合目に向かいました。とても良い天気です。
五合目はたいへん賑わっています。とにかく外国人観光客が多い。
昼食のあと2時半に集合してガイドさんの説明のあと準備体操をして出発しました。
たいへん天気に恵まれ青空の元、山頂をめざしました。
途中までは観光の方も入ってきます。
右が登山道で左が下山道です。
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富士山の保全協力金受付所が六合目にありました。
協力金1000円を払うと木札が頂けて、この木札で優待施設の割引が受けられます。
馬で下山してくる人がいます。実はこの姿が・・・・・
七合目の山小屋が見えてきました。今日のゴールはもうすぐです。
宿泊(仮眠)する鳥居荘に到着です。
6時過ぎに到着し、さっそく夕飯。定番のカレーにビールもいただきました。富士山で飲むビールは格別です。でもほどほどにしないと気圧が低いと回りやすいので1本のみ。
夜が更けてもどんどん人が登ってきます。前日の土曜日は6000人、日曜日のこの日は3000人が登っているそうです。
夕飯が終わるとすぐ就寝ですが富士山の山小屋に共通する敷き布団1枚に二人が寝るつめつめ状態でほとんど眠れませんでした。10時40分には電気が着き準備をして11時に出発しました。七合目から登るのはなかなか距離があります。夜明けまでに登頂しないといけないので、途中で断念する人が21人中4人もでてしまいました。断念した人は近くの山小屋で朝まで過ごして明るくなってから山小屋の人に下山ルートを教えてもらって下山することになります。
4時半にようやく3715mの吉田ルートの山頂に到着。そこからお鉢巡りを希望する人と山頂でゆっくりする人に分かれます。ガイドさんに2.6km約1時間半かかり、かなり上り下りがあるので元気の残っている人に限りますと言われ、山頂に着く前は不安になって断念しようかと思いましたが、夜が明けると元気になってきて参加することにしました。参加したのは6人でした。休む間もなく出発。少し歩くと御来光が始まりました
4時57分、綺麗な御来光です。歓声が上がりました。
浅間大社奥宮の鳥居です。左に富士山頂郵便局があります。時間がなくて立ち寄れません。
めざす富士山頂上の剣が峰3776mです。かつて富士山レーダーがあったところです。
最後の、「馬の背」と呼ばれるこの登りがきついのです。日本で一番酸素の薄い場所であり、まさに心臓破り。
ようやく念願の日本一高い地点に到達しました。
「日本最高峰富士山剣ヶ峰」と記されています。
剣が峰を下りて歩いていくと、なんとそこには「影冨士」の絶景が広がっていました。
富士山の影が雲海や近くの山にできたもので大変幸運でした。ちょうど雲の部分が富士山の雪のように見えます。感動しました。
お鉢巡りを終えて下山開始。これがきついのです。山登りは登りよりも下りがきついのです。特に富士山は火山れきの滑りやすい斜面が延々と続きます。最初は快調に下りました途中で足を滑らせ膝に痛みをおぼえてからはさあたいへん。一歩一歩が苦痛です。これでは予定の時刻に下山できなくなります。
足を引きずりながら七合目の少し下の獅子ヶ岩シェルターの馬乗り場にたどり着き15000円で馬に乗って五合目まで下山しました。6.5kmほどあるとのことで、あの状態で歩いていたらどうなったことやら・・・。聖徳太子も富士山に馬で登ったという伝説があるそうですから、聖徳太子気分でもあります。でも実際は馬では七合目が限界と馬を引く方が言っていました。
念願の日本最高地点(3776.24m)に登頂でき満足の旅でした。
家に帰ってからも足の痛みとの戦いは続いています。