せっかくの3連休なので以前から旅行社のカタログで見て、行ってみたかった環境省の「日本一の星空」の阿智村に向けて金曜日の夕方に出発しました。西日本豪雨で高知自動車道が土砂崩れによって橋が陥落して、通行止めになっていましたがこの日の昼から、片側交互通行で通れるようになりました。その現場が車から見えました。
矢印が橋脚で橋桁は落ちてしまって跡形もありません。トンネル入り口から橋脚に向かって道路があったのです。復旧の見込みはたっていません。でも片側交互通行で十分走れます。
滋賀県の草津SAで車中泊し、まずは静岡県の清水を目指しました。清水は妻が子どもの頃に過ごした地であり久しぶりに訪ねてみようということになりました。清水に近い大江戸温泉物語「天下泰平の湯」に行きゆっくり寛ぎました。この温泉のある場所は久能山に近く徳川家康を祀った久能山東照宮があることから家康にちなんで「天下泰平の湯」となったようです。露天風呂が充実していました。
ここの養生庵にあったのが「シャリキンホッピー」
20度の焼酎90gをシャーベット状に凍らせたものを氷の入ったカップに入れホッピーを注いで飲むのですがマドラーを兼ねたストローで飲むと、うまくてアルコールがよく回りました。
いつものようにリラックスルームで仮眠し,翌日清水を観光しました。泊まったところから20分ほどの日本平に車であがりました。残念ながら富士山はまったく見えませんでした。中央の雲の向こうに富士山があります。
清水港と三保の松原が見えます。
山頂は新たな展望台の工事をしていました。
続いて三保の松原を訪ねました。
羽衣の木ですが、初代は枯れて二代目だそうです。
世界文化遺産の三保の松原は富士山が見えてこそ値打ちがありますが・・・
残念ながら霞んで見えません。絵を描いていた方に聞くと、この時期はほとんど見えないそうです。でもよく目をこらしてみるとかすかに頂上付近の輪郭が見えました。写真では見にくいですが・・・
その後、妻が過ごした家の周辺や小中学校を見た後、長野県の阿智村へ向かいました。新東名から東海環状自動車道をへて中央道に入り園原ICで降りました。ICからは10分程であり、もう着くと思っていると残り900mから渋滞。もしやと胸騒ぎが・・・。案の定300m程手前で次々Uターンさせられています。その場所に着くと「チケットは完売です」との無情の言葉。聞いてみると朝から並んでいて5時には全て売り切れたそうです。目の前真っ暗とはこのこと。阿智だけに「あちゃー」
すると誘導していたおじさんが「治部坂高原スキー場の近くの『浪合パーク』に行ったら同じことをやってるよ」と教えてくれました。何もなしで帰るよりはと、さっそくそちらに向かいました。30分ほどで到着しました。浪合パークはゴンドラであがるスタービレッジ阿智(ヘブンスそのはら)と違い標高1200mのその場所からの観測です。我々と同じようにヘブンスそのはらから回ってきた人が一杯で8時開始(定員100名)は売り切れで9時開始のチケットが買えました。大人1000円小中学生500円。
近くの道の駅に行って食事をして9時前にホールにはいりました。ホールで前の壁を全て使った映像で星座の学習をした後、近くの芝生の広場に移動しました。
暗いせいでピントがあっていません。これ幸いでした。
レジャーシートに横になって女性ガイドさんの説明を聞きながら星空鑑賞会をしました。レーザーポインターを使っての説明はわかりやすくて子どもや初心者には十分な内容でした。
持って行ったコニカP900やスマホで星を撮影しましたが1つか2つしか写りませんでした。本格的にセットしないと無理です。
環境省の2006年の全国星空継続観察で、星の観察に適した場所1位に選ばれたのはこの浪合地区。ヘブンスそのはらよりもここが近いとの説明がありました。この施設は今年7月7日にオープンしたばかりでヘブンスそのはらのナイトツアーがテレビに取り上げられて一躍有名になったことから、阿智村はここにも星空観察施設をオープンさせたそうです。
でもやっぱり2400mの山頂で見たかったと悔いが残りました。ゴンドラは予約を行っておらず、ツアー会社のツアーに参加するか地元の旅館ホテルには宿泊者むけのチケットがあるそうです。今回の見通しの甘さを反省し、またチャレンジしたいと思います。この日は遅くなったので伊勢湾岸道路の刈谷ハイウェイオアシスまで走り、車で仮眠して翌朝、オアシスにある「天然温泉かきつばた」でゆっくり温泉に入って帰りました。
この温泉は一般道からも入れるため地元の人で朝から賑わっていました。土日祝日は7時から開いていて9時までは620円、9時以降は820円です。平日は9時からオープン。旅の途中に立ち寄るのにお薦めです。
富士山が一度も拝めず、ゴンドラにも乗れず今回はちょっと残念な旅でした。