まど

細く開いた窓を覗いてみると、そこにはNikonD70Sを前に困惑している女がひとり・・・

新潟だより 5

2006-08-22 23:34:21 | Weblog

地獄極楽小路の左側に見えた粋な黒塀は新潟市で一番古い料亭で「行形亭」(いきなりや)といいます。
最初、「ここ、いきなりやっていう料亭だよ。宝くじが当ったら招待するね」と教えられたのですが、「いきなりや!?なんてトートツな名前なんだろう!」と驚きました。

なんで「いきなりや」というのか調べてみたら(もちろん行く勇気もお金もありませんから行ってません)、ある時代の当主が忠臣蔵の大星由良之助(歌舞伎での大石内蔵助のこと)のように粋であるということから「いきなり」とあだ名をつけられたものを、そのまま店の名前にしたとのことです。
「粋也」を字を変えて「行形」にしたのでしょうか。

ご当主の苗字も「行形」さんだそうで、知り合いがご子息の同級生でした。
「じゃあ、イキナリ君、次、読んで。とかなっちゃうんだ」「そーだね」
「さぞかし、いじめられたんじゃ・・・」と心配したら、イキナリ君はドラエモンのデキスギ君のように良く出来たお子さんだったそうで、そんなことはなかった、出来ればお嫁さんにいきたかった、と知り合いはのたもうたのでした。
残念!そしたら宝くじに当たらなくても行けたのに~。

さすが、行形亭の蔵、豪華な装飾です。