昭和の男

朝、制服に着替えた長男、
「今日から半袖で行く」というので
出しておいたら・・・

　　　　　　　　　　　　やっぱり、ちょっと小さいね・・・

入学してから買ったシャツ、
ちょっと肩の辺りが・・・

　　　　もともと、ちょっと‘なで肩ギミ，だが
　　　　弓道をしてるおかげか、肩のあたりが張ってきた

　　　　それに、入学してから１０センチ以上伸びたし・・・
　　　　買わなきゃね

元来、貧乏なわりには
格好だけはうるさい私・・・
　　　　　デカすぎたり、小さすぎたりは気になってしまう
　　　　　違和感ない大きさと清潔感を重視する

　　　今どきの‘腰パン，なんて、絶対無理
　　　街角で見かけたら、見知らぬ若者でも
　　　「見苦しいでしょ　もー、こーやってあげなさい」
　　　と、この手でズボンを持ち上げたい衝動にかられる

だいたい、あれってすごーく足短く見えるのに・・・


　　　　　　おばちゃんには、わからない



その血を受け継いだ長男、

一時期、体育ズボンを周りの友達に「あげすぎだ」と言われて
少し下げ気味にしていたことがあったが、
３日と、もたなかった

　　　　今は、一応‘気持ちだけ，程度には下がってる気がするが・・・



そう言えば、彼が５年生の時だった・・・

地元の教育委員会主催の大学生との交流キャンプからの帰ってきて

「おかあさん、まったくイマドキの大学生は」

　　　　　　‘イマドキ，って・・・
　　　　　　　どちらかというと、あんたもその部類に近い年齢なんだけど・・・

「みーんな‘チャパツ，なんだよ」


えっ・・・茶髪



「いやぁ・・・おかあさんも茶髪だけど・・・ダメ？」
　　　　　　　と言っても、白髪染めだけどね

「おかあさんはイイの、大人だから
でも大学生は、親の仕送りとかでやってんでしょう
そんなの良くないよ」

なんだか、びっくり　


親が言うのもなんだが、

　　　　　　　　こいつは、まるで‘昭和の男，だ



そんな長男も、今はそれなりに周りと合わせようとはしているが、
そんなに大人がびっくりするような刺激的な恰好はしない・・・

　　　　　　　　ずーっとこうだといいが・・・


この反動で、いつかすごい恰好で
「おー、おふくろー　ちょっと金くれよー」
なんて来たら・・・


　　　　　　　そん時は、母ちゃんがもっとすごいことになって、グレてやるぅ

　　　　　　　そのすごい恰好で、ＰＴＡとか行ってやるぅ
　　　　　　　
　　　　　　　街中も歩いてやるぅ

　　　　　　　ついでに、夫の職場周辺もウロウロしてやるぅ

　　　　　　　それから・・・


呆れたように長男が言った

「わかったから、僕は絶対そんな事にならないから

　　　　　　　　　だから、おかあさんも落ち着いて・・・」

　　　　　　

油断大敵

今日は久々に小学校でＰＴＡの雑務を

先週からやらなきゃと気になっていたのに、
弟が来たり、子ども達が体調崩したりで・・・

　　　ＰＣ上手なＴちゃんにお願いして、
　　　ちゃちゃっと、文書を作ってもらう

　　　あいかわらず、仕事のできるヤツだ

校内で、次男と娘に会った

　　　　　　　　「ちゃんとまじめに授業うけてるか～」
　　　　　　　　　ニヤニヤしながら廊下を通りすぎていった

雑務の合間、向かいの校舎を見てみると・・・

授業中だというのに、教室をウロウロして注意されてる子がいる
窓からボーっと外を眺めている子がいる

先生の問いかけに、いちいち口をだしてる子がいる・・・

　　　　　先生たちも、大変だ

ウチの子たちは・・・
ウロウロはしないだろうけど・・・
果たしてちゃんと先生の話をきいてるだろうか？

　　　去年だったか・・・・

授業参観の日、
予定していた時間の前に、次男の教室をのぞいてみた

　　　頬づえつきながら、ボーっとしてる次男

　　　明らかに「母はまだ来ない」と油断している

私はわざと移動して、次男の目線に入るように動いた・・・

すると、次男は私の存在に気づき、
「あっ、ヤバい」って顔をした

そして、少しずつ少しずつ、恐る恐る背筋を伸ばし、
まっすぐな姿勢になった

　　　目線は時々、こっちをちらっと見る

まったくー、しょうがないねえ


その前の時は、
やっぱり油断してて、どう見ても‘心ここにあらず，って感じ

その直後、次男は私の姿に気づき、「あっ・・・」という顔をした

その時、「これ、わかる人？」という先生の質問に
皆が一斉に手を上げた
つられて次男も手をあげた

　　　　そして、「それじゃあ・・・ハイ、答えて」と、
　　　　次男が当てられた

　　　　「えっ・・・」と言う顔をして、一瞬かたまった

当然だ、
ボーっとしてたんだから、聞いてるわけがない

　　　とりあえず答えたが、
　　　「ちがいまーす」と合唱された


もう、ばっかじゃないの

ママ達が言う・・・

　　　　　　お宅の子は、母が来ると背筋がのびるね～
　　　　　　緊張感あるね～
　　　　
私がいないと、だらけるらしい

毎日でも授業参観行ったろか

給付金の行方

今日は朝からハイテンションな子ども達

なぜなら、
今日は我が家の‘定額給付金・使用日，

つまり、念願の自転車など買いに行く日

昨日の‘収納棚，を作るのも、
今日のために、手伝っていた

　　　朝一番で、自転車屋へ
　　　長男・次男はあれこれ悩みながら、見て回り
　　　三男はこのあと行く予定のおもちゃ屋さんへ早く行きたくて
　　　気もそぞろ・・・
　　　娘は、オレンジやピンクの自転車にまたがっては
　　　「おかあさん、ほら見て」と試乗しまくり・・・

結局、次男はここで決め、夕方取りに来ることに

デザイン重視の長男は、次に行ったホームセンターで
好みのものを選んだ

三男は、おもちゃ屋で欲しかったおもちゃを買い、ご機嫌

娘は、「今はそんなに欲しいものはない」というので、保留

そして、私と夫の分はというと・・・

前から気になっていた、ダイニングのカーペットを買いなおすことに・・・

　　　　　　何しろ、敷きっぱなしのこのカーペット、
　　　　　　犬が粗相したり、食事時にいろいろこぼしたり・・・
　　　　　　一応その都度掃除はしたが、
　　　　　　やはりシミもできて、足触りもわるくなって・・・

思い切って、買い換えた
もちろん、何箇所か回って、決まっていた茶系の一番安いヤツを

家に戻って、皆で取り換えた
「なんか気持ちイイね」と皆で寝転んだ

　　　　　　あとは、ダイニングのカーテンを、
　　　　　　ロールスクリーンにかえようかと思っている

梅雨前に部屋をさっぱりしたい


午後は、
地元のオーケストラの定演に行ってきた

お友達のとこの娘さんが出演するというので、
応援を兼ねて行ってきた
久々のオーケストラの生演奏が無料でなんて、
行かなきゃ

　　　寝違いで首が痛い長男と、お腹の調子が今ひとつの三男は留守番
　　　夫と次男と娘の４人で出かけた

第１部は映画音楽、
「荒野の七人」や「ピンクパンサー」は
久しぶりに聞いて、映像が浮かんできた

第２部はベートーベンの第７番
３０分余り、久々にクラッシックの世界を堪能した

　　　　何年ぶりだろう？

　　　　ベートーベンの生演奏なんて、結婚してからは初めて

　　　　弦楽器の調べ・・・やっぱりイイね

　　　　ストリングスの響きは、なんともいえない

今年は、
ずいぶんとご無沙汰していた‘ライブ，に
可能な限り行きたいと思っている
ジャンルにはこだわらず、いろんな機会があるといいな

　　　　もちろん大金は払えないので、無料または低料金に限るが

子ども達にも、そんな機会をなるべく与えてやりたいと思う
いつか、‘なにか，に目覚めてくれたらいいなと

　　　ただ、問題は夫だ

‘生演奏なんだから、ぜひ聴きたい，というので一緒に行ったのに
ベートーベンの時は、うとうと

　　　　　　　大きな頭が、前へ・・・後ろへ・・・

「いい音を聞くと気持ちがリラックスして、ついつい・・・」だと


ほんと、このひとの‘睡魔，は、なにものにも勝る

　　　　　人が真剣な話をしてる時でも、
　　　　　涙流しながら訴えてる時でも、
　　　　　もしかすると、私が死んで葬式の最中でも・・・

きっと、‘睡魔，がおそってきたら、寝るにちがいない








　　　

我が家サイズ

久々に土日休みの夫

今日はＰＣ関係の収納棚を作った


以前から「片付かないから、我が家サイズの棚つくって～」と訴えていた私

今朝、まだ眠気眼の夫に
「今日の予定は？」と聞くと
「とくに・・・ないけど・・・」と言うので、
「じゃあ、棚作ってよ～」と、話をつけた

　　　回線の関係で、ＦＡＸ電話とプリンターとルータ類などが
　　　市販のパソコンラックにごちゃごちゃと置いてある・・・
　　　部屋のあちこちにはＰＣ関係の本や周辺機器などなど・・・

‘使うものは使う場所のすぐそばに，を主張する私としては、不満

だいたい、このパソコンラックも
夫が許可なく買ってきたモノ・・・
　　　
　　　　　　夫は、「‘許可なく，ではなく、‘断りもなしに，だろ？
　　　　　　それじゃあ、稟議書を出して、決済をもらえってことか？」
　　　　　　と言うが、そうしてもらっても全然かまわない

だって、インテリアとか全然考えないし・・・
センスもちょっと・・・

小さなリビングだが、
一応、白を基調に、赤をさし色にした感じに決めている

だから今回も、ホームセンターで‘白い，板や支柱を買ってきて、
今回は比較的簡単に組み合わせて、ビスで止める方法をとった


実は、この‘我が家サイズの収納，
結構つくってもらった

この家具とこの家具の間に、こんな棚があるといいな・・・とか、
ここにこんな収納スペースあるといいな・・・とか、
市販のモノではなかなかぴったりサイズがない

　　　　そんな時には、我が家サイズに作るのが一番

　　　　　　　我が家の‘棟梁，　

　　　　　　　　　　　　　大工の父ちゃんの出番だ

もちろん、夫はただの‘素人，

日曜大工もどきを始めたのは、７，８年前だろうか・・・

収納を充実させたい私が、「作って～作って～」と念仏のように唱え続け、
やっと重い腰をあげた


まずは、大工道具を買いそろえるという‘かたち，から入った
これが「道具まで買ったんだから」というプレッシャーになり、
どうしても動かざるをえない

　　　　　・・・こうなったら、しめしめだ・・・

それでも、渋っている場合には、
「いいよー、私が自分でやるから道具も使っちゃうから」

寸でのところでＯ型もどきになるＡ型の私の‘雑さ，を知る夫は、
「わかった、わかった」となるわけだ

始めは、時間もかかり、失敗もしたが、
そこは、なだめたり、すかしたり、誉めたり、けなしたり
脅したりいじけたり・・・

それでも、そのうち少しずつ上達して、工夫したりするようになった

　　　　キッチンの調味料棚や、食品の在庫スペース
　　　　リビングの新聞や雑誌のリサイクルケース
　　　　洗面所の洗濯物Ｂoxや洗剤置場・・・

　　　　　　　　いろいろ作ってもらった

　　　　和室をリフォームした時は、押入れを改造して収納スペースにした

考えてみたら、結構な数つくったね～

すごーく本格的なものではないが、

　　　　　　‘我が家サイズ，のちょっとした棚は
　　　　　　　とても便利だ

Ｂ型のわりに、寸法とか設計に細かい夫・・・　
　　　　　　　　　　　　　（あたりまえか？）
Ａ型のわりに、せっかちでアバウトな私・・・

　　　　なぜ、自分でやらないかって？

だってー、
私、女だし・・・かよわいし・・・
やっぱり‘男の仕事，って、子ども達に見せておきたいし・・・
‘男の威厳，っていうのかなぁ・・・そういうの大事だと思うし・・・

　　　　　　　　　　　

今日も、１品完成しました


　　　　　今日は、ご褒美に

　　　　　　　妻の熱いチューとビール、
　　　　　　　
　　　　　　　どっちがいい？


もちろん・・・

　　　　　　　　　　　　　・・・ビールかよ


　　　　　　　なぐるよ



　　　　　　　　　　



　　　　

デート

昨日、次男は無事修学旅行から帰った

「すごく楽しかった」と上機嫌

　　　　　　　それは何よりだ

心配した天気の影響もなく、満喫した１泊２日・・・
どうせなら、もう１泊ぐらいさせてもと思うが、
先生方の苦労もあるだろうと、納得できるし

　　　昨夜は、私は中学の会があったので、
　　　取り急ぎ感想を聞いて、
　　　「詳しい話は、明日聴かせてね」と家を出た

今日は、次男は休養日でお休み

我が家恒例の「おかあさんとデート」の日だ

なかなかひとりひとりとの時間がとれないので、
こういう日は貴重だ

　　　　近隣の街まで足をのばし、映画を見るという手もあるが　　
　　　　次男の希望により、近場でサイクリングデートとなった
　　　　　　　　と言っても、アシがないので選択肢もあまりないのだが・・・

まずは、ランチ場所を決める
たまに行くママ友とのランチ場所から、何が食べたいかで決める

そういうとこは、たいがい家族６人で行くようなとこではなく、
ママたちが好む、ちょっとこじゃれた感じ・・・
当然子ども達が行ったことのないようなお店

　　　次男が「ピザとかパスタとかがいい」と言うので、
　　　私の乏しい情報のなかで、美味しいと思えるお店に決定

写真屋に寄って、修学旅行で撮ったカメラの現像を頼み、
次男が欲しがってるものを探しに、あちらこちらと走った

曇り空で、風も少し吹いて、
サイクリングには絶好の天気
２人でいろいろな話をしながら、
とてもナイスな時間をすごした・・・

結構な距離走ったが、知らない道を通ったり、
おもしろい建物を発見したり、
「まるで探検だねー」と楽しみながらの道・・・

　　　「へぇー、そんな言葉知ってるんだ」とか
　　　「そんなこと考えてるんだなぁ」とか、
　　　改めて思ったりして・・・

ランチでは、
パスタランチとピッツァランチをたのみ、
半分ずつ食べた

　　　　もちろん、ドルチェもつけて

次男は大感激
「おいしいね、おいしいね」と幸せそうにほおばった

ふだんから美味しいものや高価なものばかり食べさせてたら、
こうはいかない
こんな幸せそうな子どもの顔をみれるのは、
　　　　　　　‘小市民，の特権だ

夫あてに、写メを撮ってメールした
夫はその頃、私の作った‘豪華残り物弁当，だ
次男に
「おとうさんはお弁当で、おかあさんと君はちょっと贅沢させてもらったね」と話した

レジで店員さんが、次男が自転車のヘルメットを手にしてるのを見て
「自転車でいらしたんですね～
　外に止まってるのさっき見て、どなたかなぁと思ってました
　親子でいいですね～」と言ってくれた


　　　　帰りに、他の子たちと夫へのお土産に
　　　　蜂楽饅頭を買った


これで、本日のデート終了

　　　　　　梅雨入り前の、楽しいひとときだった