友人の一人が日本では魚の養殖の装置産業化はすでに実用化段階と教えてくれました。
日本水産(株)の子会社弓ヶ浜水産(株)が、2020年6月から米子陸上養殖センターのマサバ循環式陸上養殖実証施設(飼育用水槽8基、出荷用水槽2基、循環水処理設備一式)でマサバの養殖実験を行い、2021年11月、初水揚げしました。1尾あたり250-350gだったそうです。
海水を使わず、海水と塩分濃度が同じ地下水を使い、水は浄化し、循環利用しました。水処理技術は日立造船(株)の技術です。海水を使っていないのでアニサキスなどの寄生虫がつきません。病気もふせぎやすくなります。
種苗は人工種苗でした。
マサバの安定安価大量供給が目標です。
最近のニュースでは弓ヶ浜水産(株)の養殖マサバがある外食チェーン店でにぎりずしに、しめさばではなく、生でつかわれているそうです。
私はイワシやアジの刺身が大好きです。加えてサバの刺身を食べることができそうで嬉しい限りです。
養殖で安価と聞くとまさかと思うと思いますが、そのまさかが実現の方向です。さすが水産物先進国日本です。感心しました。
魚の養殖の装置産業化は安定安価大量供給に有効と思います。
(注)養殖ブリがスーパーなどに出回っていますが、これは海の生け簀で養殖したものです。