夢民―ゆめたみ―

現実逃避といわれようと、
日々の生活の中に
心地よきことや楽しきことを探し
記録してみるカナ。

お迎えが来た。

2005-05-23 13:41:40 | 商店街ヨモヤマ話。
今日出勤して一番先に聞いたのが
こないだ書いたばかりの
80歳になったばかりなのに「早くお迎え着て欲しいワ!」
が口癖だったおばあちゃんの訃報。

実感がわかない・・・でも淋しい。

思い起こせば先週の火曜に「なんだか頭痛いんだわ~・・・。」
といつになく元気がなく
「それは心配だね~。」と同僚が声をかけると
「今から医者サ行って診てもらうんだ~。」と言っていた。

その後医者の帰りに見かけると
顔に打ち身があった。
「どうしたの!」と声をかけると
「オメェ~、これはヨ~
  昨日草刈すっかと思って
   鎌に手伸ばしたら石段とっから落っこちたんだわヨ~。」
と言っていた。

同僚と
「頭痛いなんてどっか打ったんでないのかな~。
  こんな時こそ個人医院より総合医院の方が安心でないの?」
「いやいや、個人医院だって医者は医者だもん
  顔見てあんなだったらちゃんとそこも診るよ~。」
なんて話していた。

原因はわからないけど
最後に見た姿がその時だっただけに心残りだ。

思い切って
「総合病院にも行ってみたら?」と声をかけていたら・・・。
(でも、年金暮らしでは
病院通いもままならないってぼやいてたしなぁ。)

ガスが長時間つけっぱなしで
ガス会社から連絡が行くも応答なし。
朝になっても電気もつけっぱなしで見に行くと
台所で食事の支度をしてた最中だったらしく
包丁を投げ出し倒れていたらしい。
救急車で運ばれたが一番近い総合病院でダメで
いわき市の方の総合病院まで行ったが助からなかったということ。

娘さんやお孫さんが
時々様子を見に行ったり
自分の家や温泉に連れてったりしていただけに
いない時に限って!と、すごく残念。

孫の結婚や出産
就職した孫が仕事帰りに家の修理してくれた事
亡くなった旦那さんの酒好き
娘さん達の事
楽しげに嬉しげに懐かしげに
お話していた顔が思い出される。

なんだか寂しい。

老いての一人暮らしの侘しさをしみじみ思う。


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2 コメント

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安らかに。。です (そらみみ)
2005-05-23 20:46:31
こないだの話題の中ではオバアちゃん、ほのぼの元気そうな雰囲気だったのに、ホントに急ぎ足でお迎えが来てしまったのですね。

みんな独りで死んでいかなくてはならないし、オバアちゃんはそれを既に受け入れていたみたいだったけど、やっぱりその時は誰かそばにいてほしかったでしょうね。

今頃は天国でほのぼのしてるといいですね。

オバアちゃんのご冥福をお祈りします。
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ありがとうございます。 (おたふく)
2005-05-23 22:12:28
そうですよね~、お迎えをほっする境地だったんですもんね~

あの世でも、ほのぼのと元気で過ごしてるのを想像しやすいキャラクターだったし!



涙雨というのかな?

快晴の一日だったのに、夕方から突然の雨。

天候も含めてみんなに悲しんでもらって、

いい御見送りかな~
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