2014年01月27日(月)記
久しぶりのお便りです。
さきほどNHK夜7時のニュースで、中国でまた鳥インフルエンザが流行しているとの報道がありました。
感染者100人超。死者はすでに11人で昨年のペースを上回っている、と。
その原因は生きた鳥(ニワトリやハト)の闇取引で、ウイルスが日本に持ち込まれる可能性があるので注意、ということでした。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140127/k10014804241000.html
ところで中国はともかく、皆さんは韓国の鳥インフルエンザ事情についてはご存知ですか。
私もニワトリを飼っているのでアンテナは出しているつもりなのですが、マスコミの報道については寡聞にして聞かない。ということは、韓国では発生していない、ということ?
ところが違う。
1月24日(23日付)午前、長野県庁からFAXで入った『家畜衛生状況』によると続発しているらしい。
文章をそのまま写します。
韓国で高病原性鳥インフルエンザ発生
韓国において高病原性鳥インフルエンザ(H5N8亜型)が続発していますのでお知らせします(1月23日10時40分時点 農林水産省公表)
<全羅北道 高敞郡>
・平成26年1月16日 種アヒル農場1戸(21,000羽飼養)
・平成26年1月20日 肉用アヒル農場2戸
<全羅北道 扶安郡>
・平成26年1月17日 肉用アヒル農場1戸(6,500羽飼養)
・平成26年1月18日 肉用アヒル農場1戸
・平成26年1月19日 肉用アヒル農場2戸
・平成26年1月20日 肉用アヒル農場1戸
<対応>
・発生農場及び半径500m以内の農場等(32戸の農場、43.1万羽)を殺処分対象、25農場・36.9万羽殺処分完了
・全羅南道、全羅北道及び光州広域市地域内の家禽、家畜、関係者、車両の一時的な移動停止実施(1月19日~20日)
発生した種あひる農場周辺の貯水池で、死亡野鳥から鳥インフルエンザ(H5N8亜型)が検出されています。
現在、北方からの渡り鳥の飛来シーズンにあり、国内に持ち込まれる可能性が高い状況にあることから、飼育衛生管理基準の遵守について再確認のうえ、特に次の事項に留意願います。
・野鳥等の家きん舎への侵入防止対策の実施
・農場を入退場の際、車両、人、物の消毒の実施
・農場専用の衣服、家きん舎ごと専用の靴の使用
・家きん舎出入りの際、手指及び靴の消毒を実施
いま急速なグローバル化と拡大している食への不安。
今一度、たべものの在り方を「安さ」から考え直す時に来ていると思うのですが。
(たった今、ニュースウオッチ9でとうとう報道しました。状況は思っている以上深刻かもしれません)