2011年02月02日(水) 記
今日は天気予報どおり、随分暖かくなりました。といっても最高気温は4℃程度ですが、これだけあれば御の字。リンゴ、能率があがって今日から粗皮削りも始めました。
「粗皮削り」というのは、樹木の、といっても針葉樹には当てはまらないのですが、ウロコのようにはがれてきた樹木の幹の皮をはがしていく作業です。
この皮の隙間に害虫が越冬しているので、「粗皮削り」をしたあと「石灰硫黄剤」を散布する、というのが一般的な、そして最初の消毒、ということになります。
JAの指導ではそうなんですが、最近高齢化が進んできているからかあまりやかましく言わなくなりました。むしろ「石灰硫黄剤」を散布しないのなら、「粗皮削り」もあまり必要ない、と言っています(逆だったかな。「粗皮削り」をしないなら「石灰硫黄剤」を撒かなくていい、だったかな)。
「石灰硫黄剤」は明治からずっと使われている農薬なので薬害はない、ということですが、私は使っていません。でも「粗皮削り」はします。
その理由は簡単です。
潜んでいる虫を冷気で退治できるんじゃないかなという、希望的観測が一つ。
二つ目は、リンゴたちが痒(かゆ)がっているような気がして、まあ背中をかいてあげているような感じでやっています。削った後、リンゴたちもすっきりと気持ちよくなったような姿を見せてくれて自分自身も満足します。それに何よりのボディコミュニケーションになっているように思います。
さて、この作業をやっている最中、イビキをかきながらストーブの横で寝そべる我が愛犬(駄犬ともいう)のロクとは間逆な、スマートな犬が2匹、リードもつけずに近くをすばしっこくうろうろしているな、と思っていたらハンターの登場です。
で、あまり時間が経たないうちにすぐ近くで銃声が一発。鳥の群れが飛び立ち、静寂が一気に霧散。
ほんとに近くだったので「おいおい」という感じでした。人家も近いのに。まあ、獣害が多いので仕方ないのかもしれませんが。なにしろすぐ近くまで、お出ましですから。
さて今日は、近くの美術館の「美術館展示ガイドボランティア養成講座」に申し込みました。
勤めから完全に解放されたら、同館の押しかけボランティアとして話をしに行くつもりだったのですが、偶然にもこの講座の受講者を募集していることを知って、まさに『渡りに船』でした。
若い頃、博物館(美術館でもいい)学芸員も一つの視野に入れていたのですが、学校の講義でそのときの講師があまりにも「やめとけ、やめとけ。美術品の持ち主にぺこぺこするのが仕事」とか「借りに行く時の必需品はアイロン。ズボンのスジをきっちりつけて訪問するのがまず第一歩」というものだから、恐れをなして違う進路を選んだのですが、学芸員の資格は取っておきました。ちなみにその講師は、NHK大阪放送局のSディレクターでした。40年近い前のことですが未だに覚えています。
やはり『三つ子の魂、百まで』とはうまくいったものですね。いまだに美術館や博物館、あるいは図書館の書庫のようなかび臭いところで一人静かに資料とにらめっこしている自分、というのも悪くない人生だったかな、とも思ったりもします。
さてこの美術館で、どんな働き方をさせてくれるのでしょう。今からワクワク、楽しみです。
今日は天気予報どおり、随分暖かくなりました。といっても最高気温は4℃程度ですが、これだけあれば御の字。リンゴ、能率があがって今日から粗皮削りも始めました。
「粗皮削り」というのは、樹木の、といっても針葉樹には当てはまらないのですが、ウロコのようにはがれてきた樹木の幹の皮をはがしていく作業です。
この皮の隙間に害虫が越冬しているので、「粗皮削り」をしたあと「石灰硫黄剤」を散布する、というのが一般的な、そして最初の消毒、ということになります。
JAの指導ではそうなんですが、最近高齢化が進んできているからかあまりやかましく言わなくなりました。むしろ「石灰硫黄剤」を散布しないのなら、「粗皮削り」もあまり必要ない、と言っています(逆だったかな。「粗皮削り」をしないなら「石灰硫黄剤」を撒かなくていい、だったかな)。
「石灰硫黄剤」は明治からずっと使われている農薬なので薬害はない、ということですが、私は使っていません。でも「粗皮削り」はします。
その理由は簡単です。
潜んでいる虫を冷気で退治できるんじゃないかなという、希望的観測が一つ。
二つ目は、リンゴたちが痒(かゆ)がっているような気がして、まあ背中をかいてあげているような感じでやっています。削った後、リンゴたちもすっきりと気持ちよくなったような姿を見せてくれて自分自身も満足します。それに何よりのボディコミュニケーションになっているように思います。
さて、この作業をやっている最中、イビキをかきながらストーブの横で寝そべる我が愛犬(駄犬ともいう)のロクとは間逆な、スマートな犬が2匹、リードもつけずに近くをすばしっこくうろうろしているな、と思っていたらハンターの登場です。
で、あまり時間が経たないうちにすぐ近くで銃声が一発。鳥の群れが飛び立ち、静寂が一気に霧散。
ほんとに近くだったので「おいおい」という感じでした。人家も近いのに。まあ、獣害が多いので仕方ないのかもしれませんが。なにしろすぐ近くまで、お出ましですから。
さて今日は、近くの美術館の「美術館展示ガイドボランティア養成講座」に申し込みました。
勤めから完全に解放されたら、同館の押しかけボランティアとして話をしに行くつもりだったのですが、偶然にもこの講座の受講者を募集していることを知って、まさに『渡りに船』でした。
若い頃、博物館(美術館でもいい)学芸員も一つの視野に入れていたのですが、学校の講義でそのときの講師があまりにも「やめとけ、やめとけ。美術品の持ち主にぺこぺこするのが仕事」とか「借りに行く時の必需品はアイロン。ズボンのスジをきっちりつけて訪問するのがまず第一歩」というものだから、恐れをなして違う進路を選んだのですが、学芸員の資格は取っておきました。ちなみにその講師は、NHK大阪放送局のSディレクターでした。40年近い前のことですが未だに覚えています。
やはり『三つ子の魂、百まで』とはうまくいったものですね。いまだに美術館や博物館、あるいは図書館の書庫のようなかび臭いところで一人静かに資料とにらめっこしている自分、というのも悪くない人生だったかな、とも思ったりもします。
さてこの美術館で、どんな働き方をさせてくれるのでしょう。今からワクワク、楽しみです。