薬を飲まずに、中高年女性の便秘を治す。

下剤はいろいろとありますが、薬を飲みたくない人も多いのではないでしょうか。副作用を気にして漢方薬を飲む方もおられますが、漢方薬でもいろいろとありどれがよいのかわからないと思います。専門の漢方医は、脈、腹、下を見て、更に便秘とは関係ない情報も集め、それから、陰陽虚実寒熱、臓腑経絡を導き出すという「弁証」という診断をしております。れは相当な知識と経験が必要です。ですから一般人がドラッグストアなどで気軽に買って服用するのは危険です。たとえ、運良く処方が会っていたとしても薬だから少なからず副作用はあります。もし処方が違っていれば副作用も大きいものとなります。
　　では副作用の極めて少ない鍼灸治療はというと、便秘を治すツボは山のようにあり、どれを選択して、どれを組み合わせるのかということは鍼灸師の経験と腕で違います。ですから、便秘に悩む方が減らないというのはこのように万人に効く決定的な方法がないからだと思います。

慢性的便秘症で、運動不足である女性の場合、
冷え性、肩こり、頭痛…と、他にも症状があり、便秘だけでない場合がほとんどという印象です。
そういう方は、手や足に抑えると痛む箇所があります。
治療は、それらの反応に施すのですが、脳をリラックスさせ腸の運動を活発にさせる副交感神経への刺激も行います。

治療すると、便秘よりも先に頭痛や肩こりが軽くなったとか、いう場合があります。
全身を整える鍼灸治療では、そういうことはよくあり、
逆に、首肩頭痛で来られた方が、便秘も治ったということは珍しくありません。

薬を飲めない状態にある方は、鍼灸治療は有効な手段だと思います。