アメリカっぽい絵がかわいいなと思って手にとってみた絵本。
何の話かと思いながら 開いてみたら、この車 アメリカのニューヨーク市のゴミ収集車!
ニューヨークでの ゴミ処理の様子をモデルに、どうやって町中のゴミが処理されていくのか お話は流れていきます。
絵もインパクトがあるのですが、中に出てくる ゴミの例えがまたおかしい!!
このゴミ収集車の朝ご飯 …… 『 特製の ばっちいシチュー 』 の中身がすごい 苦笑
ちゃいろくなった りんごのしん
しなびたバナナのかわ
くしゃくしゃの あめのかみ
うわっ、あかちゃんのおむつだ!
…… ページをめくっても、まだまだ中身は どんどん出てきます。
うわぁ~っ、きゃあ~~っ、というようなゴミが出てきて びっくりですが、子供たちは釘付けでした。
あるある~、こんなゴミ というのもあれば、うえ~っ と 想像すると目を背けたくなるようなゴミもありますが
みんなが出した こんなに汚いゴミを、こうしてゴミ収集車で片付けてくれている人たちがいるんだよ ということを教えてくれます。
背表紙に 『 せかいじゅうの ゴミしゅうしゅうしゃと、ゴミを かたづけてくれる ひとたちに、 やまほどの かんしゃを! 』 と謳われていました。
舞台がニューヨークということもあり、日本とは ゴミ処理の仕方がちょっと違う部分もありますが
私たちが普段何気なく出しているゴミは 出してしまえば、その後のことを忘れてしまがちなところを
こうして ゴミを清掃してくれているおかげで 快適に過ごすことができる という大事なことに気づかせてくれる絵本です。
読み聞かせでも 子供たちが退屈しない1冊でしたよ。
「 さあ、たべてやる! 」
作: ケイト・マクマラン
絵: ジム・マクマラン
訳: さくまゆみこ
出版社: 評論社
税込価格: 1,470円
発行日: 2009年09月
■ 出版社からの内容紹介
あさはやくから、おいらがなにをしてるか、しってるかい?
たべてるのさ。
えっ、なにをって?
みんながすてたものさ。
ほーら、あそこにふくろがある。
よーし、くちをあけろ。
じゃんじゃん、いれてくれ。
こぼさないようにな。
おいらが、だれだか、あててごらん。
そうさ、おいらは……。