思わずアッと声が出るニュースが流れた。
名張毒ぶどう酒事件 奥西死刑囚が死亡。
54年前に三重県名張市で農薬入りの毒ぶどう酒で5人が死んだ。
容疑者として奥西勝が裁判にかけられ、一審で無罪となったが、
のちに死刑が確定した。
疑いの余地があるため、裁判やり直しの声があったが、
再審を認めたりそれを取り消したりを繰り返したりしているうちに
奥西勝は年をとった。
死刑が執行されることも、死刑が取り消されることもなく、
いずれ年をとって死亡するだろうとボクは思っていたが、そのとおりになった。
死亡した5人の犠牲者の名前は奥西チエ子(34)、北浦ヤス子(36)、奥西フミ子(30)、
新矢好(25)、中島登代子(36)。
5人を殺した真犯人は(奥西が冤罪であったとしたら)捕まっていない。
奥西は妻(チエ子)を殺された殺人遺族でもあった。
事件は未解決のままある種の終わりを迎えた。
多分今回の奥西死亡を最後に話題になることも少なくなる。
現場となった名張市葛尾は奈良と三重の県境近く。
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