追悼

2009-10-30 21:04:44 | DAIRY
大事な方が亡くなりました。
第二の母とも言うべき方。
学生時代にバイトしていた小売店の奥さん。

母が勤めていたので私も中学生からお世話になりました。
正式なバイトは高校生からですが、内緒でお手伝いさせてもらいました。

私が接客が好きになったのは、この方のおかげなんです。
何よりもお客様を大事にしていて、サービス満点。
損してでもお客さまが喜ぶように商売されてました。

それになんと言ってもオシャレなんです。
店のディスプレイを季節ごとにアレンジしたり、
明治時代からある古い店を町屋風にも改造。
資材置き場になっていた蔵をギャラリーにされました。
「上の蔵」、と私たちが呼んでいたネーミングそのまま。
大好評で再来年まで予約が入ってるそうです。

もちろん、自分もいつもキレイにしてはりました。
マニキュアやアクセサリーもきちんとされてましたし、
靴も服もバッチリ決まってました。
お化粧やオシャレが大好きなんです。

何事にも一生懸命。
口では「歳行ってまであくせく働きたくないしゆっくりするねん」
なんて言うてはりましたが、常に店のことを考えておられました。

私のこともすごく大事にしてくださいました。
結婚のため辞めてからもいつも気にかけてくださってました。
子供が生まれてからは服を送ってもくださいました。

どれだけ感謝しても感謝しきれないほど。
とても大きくて優しくて美しい方でした。

もうこの世に居ないなんて信じられません。
店に遊びに行ったら会えるんじゃないかと思うくらい。

告別式での最後のお別れがとても辛かったです。
もうここでのお別れが最後だと思うと・・・

私は大事にはしてくださいましたが、親族ではありません。
斎場にはついていくことできません。
店の一従業員。
でも家族よりも長い時間一緒に過ごしていました。
現従業員の人たちも一緒の気持ちやったと思います。

残る思いは送る人送られる人様々です。
現実を受け止めなくてはダメですよね。
ご冥福をお祈りします。

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