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ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

Endless SHOCK

2007-02-15 | 観たものレビュー
今日はアツ兄の舞台「地獄八景..浮世百景」を観に行くのですが…
その前に、先日観た「Endless SHOCK」のレビューを先に。

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何から書き出したらいいのだろう、と初めて思った。

一言で言い表せば「すごい」で終わってしまうのだけれど、それでは、この舞台を評するには正しくない、そんな気がする。
「そんなこと言って、ファンの贔屓目なんじゃないの?」と言われるかもしれない。
もちろん、私が過去に観てきた舞台作品には「傑作」や「秀作」がたくさんある。
役者陣の質、ストーリーの完成度、芝居に込められたメッセージなど、細かい点を挙げていけば、「Endless SHOCK」を上回る作品は多いかもしれない。

それでも、やはり、この作品はただ「すごい」と思わざるを得ないのだ。

ストーリーそのものは至って単純明解。
メッセージやテーマも、分かりやすいセリフや感情表現を通して比較的ストレートに伝わってくる。
でも、そのためかえって、私たち観客はストーリーの複雑さに惑わされることなく、ステージ上で繰り広げられるパフォーマンスのすごさを直に感じることが出来るのだ。

それは決して、内容そのものが幼稚だと言っているわけではない。
私は観たことがないので分からないが、初演の「SHOCK」ではショー的な要素がほとんどだったと聞いている。
「Endless SHOCK」は、そのときから続くショーの要素を残しつつ、【芝居】という要素を追加して出来た舞台であって、もともと【芝居ありき】ではない。

再演を重ねたことで完成度の高いダンスシーン、派手なフライング、4機の梯子を飛び移る難易度の高いパフォーマンス、今回初めてのチャレンジという2階席へのジャンプ、そして1幕ラストを飾る大階段落ちのシーンといった評判の高い見せ場には、もちろん目を奪われる。
が、その中で、「Show must go on」の精神を、人が生き続ける意味を、そして嫉妬や羨望、夢や野心で彩られた人間関係を、古典シェークスピアの芝居に重ね合わせて表現するなど工夫をこらしたこの舞台には、カンパニーの高い意欲を感じるし、さらに飛躍する可能性を感じるのだ。

座長、堂本光一があらかじめ構想しているストーリーを、共演者たちのアイディアや提案でさらに膨らませたり演出を追加したり、2ヶ月近くに渡る公演期間中でさえ、細かい演出や台詞が日々変化を遂げていくという「Endless SHOCK」の舞台。
初日と楽日の両方を観た場合に、恐らくその変化に一番驚くのかもしれない。
そう、その変化ゆえに、この舞台はまさにタイトル通り、エンドレスなのだ。

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とまあ、久しぶりに真面目に語ってみましたが

いやいやいやいや

王子ったら

バリカッコよすぎです!!!!!

歌もダンスもフライングも

帽子を取り損なうミスまで、それさえ演出かと思うほど

王子はサラリと笑いに変えることが出来る

そう。何があっても、ショー・マスト・ゴー・オン

座長としての揺るがない貫禄をビンビンに感じましたよ


ま、王子のカッコよさはね、永久不動のものですから


あとは…MAのダンスもすごかったけど(そら当たり前)


それよりトーマですよ、トーマ!!


WEB日記ではかなり「ダンスに苦労しました!」感を語ってましたが

ちゃんと踊れてたじゃん?

しかもめちゃくちゃカッコいいじゃん!

ていうか、私、前に「MAMA LOVES MAMBO」を観てるんだよね

そのときのショータイムでもたしかバリバリ踊ってたじゃん?


じつはわたくし

何気にトーマの出てる芝居はほとんど観ていて

観ていないのはチケを取り忘れた(取れなかった)「Cat in the Red Boots」くらい

「スサノオ」も「あずみ」も「エドガーさん…(タイトルド忘れ)」も…


ファンなのかい!


ってなくらい観てますね、わたくし


今回はですね

第2幕の頭でトーマが演じたリチャード3世が

ちょっと鳥肌立つほどよくって

トーマでシェークスピアを観てみたくなりましたよ


しかも悪役ね

ちょっと若すぎるけど、トーマのマクベスとかも見てみたい



ちなみに

この舞台とはぜんぜん関係ないですが

雑誌「POTATO」のインタビューで

シゲが(いまの私の世界はシゲを中心に回ってます)


「(NEWSで)シェークスピアとか古典の舞台をやってみたい」と

わたくしのツボに思いきりハマる、てかハートをドキュンと貫くような発言を


社長、よろしくご検討ください



…今日も“シゲっと話”で終わる私の日記でした。