旅してマドモアゼル

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空のトラブル

2005-06-26 | 旅のよもやま話
今朝の読売新聞の朝刊の経済面のコラム「一筆経上」で、飛行機の安全な乗り方、というのを編集委員の方が書いておられました。
「『ハインリッヒの法則』の法則によると、重大事故1件の背後で、原因が同じ小事故が29件、軽微なトラブルが300件起きているという。…(略)…こうなると、乗客も自衛する必要がありそうだ」

なるほど。その通りかもしれません。
日本人としては、乗務員も日本人が多くて乗り易い、某大手国内航空会社の近ごろ相次ぐトラブルに、「しばらくJ○Lはやめたほうがいいかしら。でもマイレージ貯めたいし…」と、自分の身の安全をとるか、利益をとるか、いや、死んだらマイレージも元も子もないので、安全最優先に決まってるじゃないか、という結論になるでしょうか。

ちなみに記事では、航空関係者に安全な飛行機の乗り方というのを聞いたということで
「専門家は『エアラインと機体を選べ』と口をそろえる。事故の発生率は航空会社や使用している飛行機によって大きく異なるからだ。」
と書かれています。
さらに。ドイツの航空専門誌「アエロ・インターナショナル」が3月に発表した、世界の主要航空会社50社の安全ランキングについて述べています。
1位は、創業以来、死亡事故0件という実績を持つカンタス航空。0件ですよ!すっごーい。
カンタスは私も1度、オーストラリアのケアンズに行った時に乗りました。行きも帰りもほとんど寝ていたし、もう何年も前のことなのであまり覚えてないのですが、乗り心地はエコノミーでも悪くなかったように記憶しています。
2位以下は、フィンランド航空、香港キャセイパシフィック航空、全日空、ヴァージン・アトランティク…という感じで続いているそうです。
キャセイは香港へ行くときや、香港経由でヨーロッパに行く時によく使いますが、上位に名前が来ていたのは失礼ながら意外でした。私ったら、安全な飛行機を選んで乗っていたのね~

ほかに書かれていたことは、最新の新鋭機の場合、パイロットが機種のクセに慣れていないので、実績のある機種の最新改良型がいいということ。(うーん…自分が乗るエアーが、たまたま改良型だといいのですが。だって機種は自分で選べませんよね)
座席はなるべく、非常脱出口の近くに取ること。事故で真っ暗になった機内で、手探りで逃げられるように、座席から何列目のどこに非常口があるかを確認すること。
乱気流に巻き込まれたときに怪我しないように、飛行中はシートベルトは締めっぱなしにすること。
私もトイレに立つ時以外は、ずっとシートベルトを締めてます。でも、たま~にタイミング悪い時があるんですよね。トイレに入っているまさにその時に、「シートベルト着用サイン」が出たりして。…すごく焦ります。

航空会社には安全飛行を常に心がけていただきたい、というのは当たり前のことですが、利用する私たちもまた、自分の安全を自分なりに確保しようとする努力が必要なんですよね。
それは、空の交通に限ったことではないでしょうけれど。