この日はちょうどクリスマスイブ。
山科へ行く前にサクサクと用事を済ませるつもりが、道路のひどい渋滞とお店の混雑で、山科へ到着したのは16時を回っていました。
この時期は17時前には暗くなってしまいます。
急いでエレベーターで二階へ上がると、ルイちゃん達のいる部屋の扉がちょうど開き、チロちゃんに見つかってしまいました。
ミツバチの衣装で可愛いね
私が顔を出したので職員さんがルイちゃんを呼んでくれました。
すぐ走り寄ってくると、いつものように私の匂いチェック。
我家のワンズの匂いをチェック中
急がねばと、すぐにお別れしてブンちゃん達のフロアを開けると、入居者さんの飼犬ななちゃんがこちらを見ていました。
とてもシャイなななちゃん。私の顔を見ながらお部屋の方へ後退していきます。
ジローは繋がれながらいつものように吠えまくり。
撫でてあげるとようやくおとなしくなりました。
このお顔、キュートでしょ!?
この日は職員さんが少ないためか、犬達はななちゃん以外は繋がれているか、ケージインとなっていました。
散歩へ行く為にリードを外すと、嬉しさからお耳が翼のようになったダイキ。
すでに日没前の時刻。いつものコースだと一頭しか連れ出す時間がありません。
現在、散歩は一頭ずつがルール。
なので職員さんに散歩は一頭ずつ行うが、二頭を散歩が可能な場所まで車で運んで良いか担当者に尋ねてほしいと伝えてみました。
この日はちょうど、我家の犬を運ぶのに使ったバリケンが二台、車に積んだままとなっていました。
または職員さんと一頭ずつ分担しての散歩をさせるというどちらかの選択肢を伝えると、この日は担当者も休みで、職員はパートを除き一名しかいないとのこと。
以前、他のボラが車で犬達を運んで散歩に連れ出していたこともあり、一頭ずつ散歩をさせるならということでブンちゃんも車で同行させることになりました。
バリケンから出してもらうと、置いていかれまいと慌てて駆け寄るブンプク。
一頭ずつそれぞれバリケンに乗せると、あららららら
出発して間もなく、ダイちゃんが入っているバリケンからキュンキュンと可愛い鳴き声がします。
ぶんちゃんは自らバリケンに飛び乗り、とてもおとなしく乗車していました。
ダイちゃんに大丈夫だよと声掛けしながらの運転
ダイちゃんは狭い所に閉じ込められるという状況が嫌なのか、それほど難なくバリケンに入れたものの、実はバリケンがとても苦手なのだそう。
目的地の太田和蛍の里まで、ホームから車で5分程。ところがその入口近くにある幼稚園のクリスマスイルミネーション見学の車で、いつもの駐車スペースに車を入れられず。
そこで向かったのはすぐ近くの沢山池。
ボブ達を連れてしばしば訪れる静かな場所
車を止めると、まずはキュンキュンと鳴いていたダイちゃんから散歩に連れ出しました。
夕闇せまり、かなり暗くなり始めていましたが、ダイちゃんは初めての場所に少し戸惑いながらも張り切って歩いていました。
優しいお顔
飛んでいく水鳥を眺めるダイキ
我家のセターズとは異なり、鳥にはあまり興味無さそう。
沢山池入口には既に門松が!
再びダイちゃんをバリケンに入れ、待っていてねと声掛け。
ブンちゃんを連れ出す頃にはかなり暗くなってきました。
ここは街灯の無い場所。
夕闇せまる中での見知らぬ土地でのオサンポは、ブンちゃんにとっても刺激的なようでした。
ホームへ戻る途中、担当者から携帯に着信。
車でのオサンポ連れ出しはNGとのこと。
すぐ戻る旨を伝え、ちょうど渋滞中であった場所で停車し、幼稚園のクリスマスイルミネーションを撮影。
良く見ると、入場待ちの長い列が...
ホームに戻ると、休日出勤してきた担当者に会い、改めて、犬の車での連れ出し散歩はNGであることを伺いました。
ブンちゃんとダイちゃんとの最初で最後のお出かけ散歩は、生き生きと目が輝き、とても嬉しそうでした。
ブンちゃん達は福祉施設で老人達に癒しを与える使役犬として飼育されているけれど、ときには職員さんが連れ出してあげられると良いのになと、個人的に感じました。