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森友学園の教育方針が変わった!?   その3

2017年05月18日 | 憲法守るべし
声明は「森友幼稚園」の教育内容を再検討して、「なによりも生命と人権の尊重を基本におき、その上で幼児の健やかな成長のために、過度の知育偏重とならない、特定の思想信条に拘束されない、そして幼児に対して、健康、安全で幸福な生活のために必要な基本的な習慣を養いつつ、身体諸機能の調和的発達を図るという、文部科学省幼稚園教育要領に明示された幼稚園教育の原点に立ち返ることが必要であるとの結論に達しました。」と述べている。
あたりまえのことを言ったに過ぎないといえばその通りだが、あまりにも異常な教育を〝誇り〟にしてきた「森友」が、理事長から先生たち・職員が一体になって真剣な話し合いでこの結論にたどり着いたとすれば、それは教育観の素晴らしい進歩だと思う。
しかも声明は続けて、「今後は教育基本法が昭和32年(1947)(注:昭和23のまちがい)年に制定された際に示された『われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性豊かな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない』との指針を常に念頭に置きつつ、内容・カリキュラムを柔軟に見直して参ります。」と述べているところは大いに評価するところだ。
声明が先に、これまでの「森友」の教育が2006年に「改正」された教育基本法が掲げる教育目標を実現しようとした結果であったと反省していたが、まさに第1次安倍政権がゴリ押しして強行した教育基本法改悪が何を目指すものだったか「森友」が証明したわけで、「改正」教育基本法よりも47年教育基本法を重視する方針を打ち出したことは大きな変化である。「森友」の教育を褒めちぎっていた安倍夫妻からの“自立宣言”かも知れないとも思う。


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