みんなしてなんじょにがするべ!

今なすべきは意見を持ち発言すること。どうも心配な雲行きのこの国、言うべきことを静かにしっかりと言い続けたい。。

言論〝弾圧″は安倍自民党の体質

2015年07月02日 | 憲法守るべし

盛岡駅前開運橋の花壇(市民のボランティアが手入れしています。遠景は岩手山)

からしだねさん、藤代さんの「安倍政権の高度な戦術論」は難しい提起です。
その通りともそうではないとも私には判断ができませんが、そういう見方ができるとして、もしそんな“高度”な戦術で政権の危機を打開しようとしたのなら、完全な失敗でした。

谷垣幹事長が神妙に「自民党は言論の自由を守る」と宣言したものの、国民の批判はあまりに大きくて、まともなポジション・“正義の位置”に立ち直すことができなかったのではないでしょうか。何しろ、頼りの読売新聞なども批判する側に回り、ほぼすべての全国紙、地方紙、テレビ局が言論抑圧・弾圧発言を許せないと一致して批判を展開しています。しかも国民は、一部の特異な議員によるというよりは、「安倍自民党による」言論抑圧と受け止めているのではないでしょうか。安倍首相の側近・仲間の議員と安倍首相応援団の〝文化人"が、「戦争法案を批判するのはけしからん、許さないと」大合唱したのですから当然そう受け取るのが当たり前です。しかも安倍総裁・首相は、いまも擁護する姿勢を改めていないのですから、まともではありません。

“高度な”戦術をとった人々は、日本国民の憲法9条を守る意思は、簡単にひっくり返されないくらい強いと分かっていなかったようです。沖縄県民と同じく戦争法案反対の「たたかいの中で」その気持ちが強くなっていることに今も気づいていないようです。“高度な戦術”も国民を愚弄する態度の上には成り立たないということではないでしょうか。
自民党・政権は、戦争法案反対の世論が強く大きく広がることを一番恐れていると証明した出来事でした。