露の音 幽かな独り言

 
軌跡を見失わないよう
     追憶のよすがを
       記憶の欠片を遺したいのです

一人旅の想い出

2019-07-21 21:05:58 | 日記


取り囲む世界と一対一で向き合える独りの時間が好きなので

気の向くままに動ける一人旅が好きです

今年もひとつ企てているのですが

去年は宮沢賢治さんの命日に花巻を旅しました


記念日を迎えて特別な催しも開催されていた宮沢賢治記念館



「セロ弾きのゴーシュ」の語り聞かせに加えてチェロの生演奏

そして賢治さん自身のチェロも展示されていました

小学校の国語の授業で何よりも印象に残っている謎の生き物

クラムボン

賢治さん自身の文字で書かれているのを見られて感動しました

記念館の前には「よだかの星」のモニュメント



追悼の白いお花を感謝と共に供えたり

外観も可愛い「林風舎」訪ねたり



雨の降りしきる中の「童話の森」のライトアップも幻想的でした

鉱物のような、植物の様な



森の中に不思議な明かりがそこここに



都市部のイルミネーションにはない暗さが最高の演出でした

ホテルへ帰る途中

親切なタクシー運転手さんが美しい壁画を紹介してくださったり



童話の世界のような素敵な場所を巡ることができました

小岩井農場



遠くの木々から目の前の草原へ

風が吹き渡ってくる様子を描く賢治さんの表現がとても印象的で

長く訪れてみたいと思っていた場所でした

その夜は江戸時代後期からある老舗旅館

物語にも登場する鉛温泉に浸かって癒され

お部屋で「よだかの星」や「銀河鉄道の夜」を読んだり

「よだかの星」を聴きながらゆったりと過ごし

イーハトーヴ花巻を満喫してきました


東北地方にはまだ行ってみたい場所がありますので

いつかまたきっと


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