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12月10日(土)ボーナス

2011-12-10 11:42:29 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
12月10日(土)ボーナス

ボーナスのシーズンである。12月10日が支給日のところは休みの関係で昨日繰上げ支給されたかも知れない。金額はどうあれ、ボーナスがもらえる人はうらやましい。それを当て込んですでに使ってしまった人もいるだろうが、月給以外にまとまったカネがもらえるのはありがたいことだ。

パートで働く人や定年退職した人はボーナスとは無縁である。小生もボーナスと縁が切れてから22年になる。もらったボーナスは全部家内に渡していたから、何に使ったのかは知らない。そんな詮索はどうでもいいのだが、ボーナスがなくなると同時に年金で暮らすようになり、収入ががっくり減ったことは紛れもない事実である。

このボーナスと言う制度はいつころから始まったのであろうか。民間でこの制度を最初に取り入れたのは三菱商会(三菱商事)であった。明治9年のことである。当時はボーナスとは言わず報奨金制度という名称だった。月給に応じて金額が決まっていて、八等上級(月給90円)で5円の報奨金だった。

賞与と言う言葉は官庁が先に使い出した。明治12年一部の幹部官僚にだけ支給された俸給一ヶ月分の年末賞与が初めだった。支給対象が一般社員や下級官僚にも広まったのは日露戦争以後で、ボーナスと言う言葉が一般的になったのは大正時代になってからである。

欧米にもボーナスがある。しかし、これは日本でボーナスと呼ばれているものとは性格が違う。一般に一定水準以上の生産能率をあげたときに支給される「特別配当」である。だから毎年決まった時期に支給されるものではない。

日本のボーナス制度は封建時代の商人や職人社会で盆暮れに支給されていた「お仕着せ」の習慣が起源と考えられている。つまり盆暮れに奉公人に与えていた給金や衣服の名残が、形を変えて復活したものだった。あくまでも使用する側の裁量で決められるもので、労働者が闘争で勝ち取るものではなかったのである。