脳内出血になっても、フツーのおばちゃんに戻りたい

35歳で脳内出血で倒れた「わたし」のリハビリ記録&その後

今頃ですが、先週の金スマ

2007-07-13 17:58:57 | TV・本
先週の「金スマ」、ご覧になった方はいらっしゃるでしょうか?

宮川大助さんが今年2月に脳内出血で倒れられた話はご存知かと思います。その3ヵ月後の5月末には舞台復帰をされたということも。

大助さんが倒れられてからの、大助・花子さんお二人のミニドキュメントのようなものでした。


私の率直な感想。
本当に倒れたの?
足もひきずってないし、麻痺したと言われている左手も、見た限りでは普通に動かせてる。言葉もごくごく普通。
でも左半身はずっと痺れたままだと言ってらっしゃいました。
私と一緒だわ。

前にも書きましたが、同じ脳出血でも、出血してダメージを受けた場所によって、その後遺症は人によって大きく違うということ。
大助さんはきっと、出血した場所が、多くの後遺症に関わってくる場所ではなかったということでしょう。
運がよかった という言葉があうんでしょうか?

私にしても、出血箇所が運動神経に触れていなかったから、今こうやって歩けているし、手も動かせています。
本当に、ある意味、です。


なんだかね~、TVを見ていて、またまた自分のことを思い出しちゃいました。
「今夜が峠です」と言われた花子さんの姿と、「右麻痺が残ります」と」宣言された私の家族の姿がダブッちゃって。

でも、こうやって想い出すことによって、常に自分を戒めているという自分がいます。
花子さんも言っていたように
「まだまだ怖いです」

その通り。
私は今後死ぬまで、両麻痺 & 再発 の可能性をかかえて生活していくわけです。
だからこそ、想い出して戒めて、の繰り返しなんです。



大助さんが舞台復帰できたのは、漫才が好きだったからでしょう。
つまりそれは、お客さんの喜ぶ顔が見たいという願い、そして、花子さんともう一度やりたいという願いが、不可能と思われたことを可能にしたんだと思います。

結局、人間誰しも
誰かのためには頑張れるんですよ、きっと。
自分のためだと、ダイエットでもリハビリでもついついさぼっちゃうんだろうけど。

息子にとって、普通のお母さんになりたい
私がリハビリを頑張った理由はコレ。この一言。


結局、誰かの為に頑張ることが、結果的には自分のためになっているということ。

私が司会復帰ができたのも、その結果だわよね。


人はね、生きてるんじゃなくて、誰かに生かされてるんだよ

心筋梗塞で倒れられた徳光さんもおっしゃってました。
本当にそう思う。


石川病院に入院していたときの友人からメールがありました。
身内の方が脳梗塞で倒れたと。まだ43歳。

同じように倒れた者として
上の言葉を。
可能であれば伝えてあげてください。