5日夜。我が町の盛大な(
)お祭りがあって
仕事が終わった私は一旦ウチに戻り
マリノを連れて職場に戻り
同僚とお祭りに出かける予定だった・・・
職場に着いて、車から降りると
「ミュー
ミュー
」と子猫らしき響き渡る鳴き声・・・
定かではないが
私が仕事を一旦上がった30分前から
すでに鳴いていたような・・・気がする・・・
とにかくすごく響いていて
何だか非常事態みたいな鳴き方だったので
気になって声のする方へと行ってみた。
店の前の通りを渡り、お向かいの動物病院から・・・?
子猫を捨てられやすい場所かもな・・・
辺りは真っ暗なので、持っていた携帯のカメラの照明で照らしてみる
建物の裏手はどぶ川になっていて
深さ・・・そうね~2メートルは無いけど
結構な深さのなる所に、排水がチョロチョロと流れている
そこになんと
子猫が落っこちているじゃないのよ~
しかもメッチャ小さいんですけどぉぉぉぉ~
一ヶ月いってるかいってないかくらい?
我が町は、夏とはいえ朝晩は結構涼しい。
こんな所でこんな赤ちゃん子猫が水浸しのままいたら・・・?
一晩持つかどうか・・・
そう考えてたら、もう体が勝手に動いてしまって
通りを渡って職場に戻り
『ショムニ』の江角マキコみたいにハシゴを抱えて
現場に戻ったよ~
人間にとってはチョロチョロ流れているどぶ川だけど
赤ちゃん子猫にしてみたら
お腹まで水に浸っていたから、結構深く感じてたでしょうね。
(これがどぶ川に落ちていた子猫さんです)
この動物病院の診療はすでに終了していたから
マービンとマリノの行きつけの病院へ子猫を連れて行き
一晩預かって貰うことにした。
だって・・・猫グッズは、前回み~☆を保護した際
里親先の実家にあげてしまったんだもの~
またトイレとか揃えなきゃなんないし、フードだって無いし。
それなら一晩病院で預かって貰った方が
よっぽど子猫にはいいかな~と思って。
幸い元気は充分あって、ごはんもよく食べてたので
安心して帰ることに・・・。
+ + + + + + + +
子猫救出劇から一晩明けた本日、
休みの私は、朝からはりきって子猫を病院へお迎えに行き
そのまま職場へ子猫を預かって貰い
猫グッズの買い物に出掛た。
まあ、まだ1ヶ月そこそこだし、
あと2ヶ月くらいで里親さんなんとか見つけなきゃ~
なんて呑気に考えながら買い物を終え、職場に戻り
子猫が入ったダンボール箱を抱え、帰ろうとした・・・その時
「ミュ~」
・・・って・・・えぇぇぇぇ~っっっ
なんと夕べ子猫を保護したお向かいの動物病院の方から
またしても子猫の鳴き声が
耳の錯覚、そう、幻聴かと思った。
でも、後から上司(といっても、私よりも若い29才)も出てきて
一緒に聴いてしまった。
「確かに鳴いてるよ~」
二人で顔を見合わせて、またまた現場に行ってしまった。
動物病院裏手のどぶ川と、建物の間のわずかな土地に
使わなくなった古い看板が、建物に立てかけてある
その隙間の所に、その声の主達がいた。
人の土地に入って、勝手に物を動かしたりは出来ないので
病院の院長に許可を取るために伝えに行くと
一緒に出てきてくれて、保護するのに協力してくれた。
出てきたのは、夕べ保護したコに似ている模様の
茶トラと三毛の2匹。
三毛が特に元気良くて、よく鳴いている。
(茶トラの子猫)
(三毛ポン)
川に落ちていた子は比較的控えめな性格だから
もしかすると夕べも鳴いていたのは
この三毛だったかもしれないなぁ~。
院長 「この猫達どうする?」
グル 「実は夕べ、このどぶ川でこの子達の姉妹を
1匹保護してるんで、もう一緒に連れて行きます」
院長 「そう、それはウチも助かる。それじゃ~中に入って。
ノラちゃんから生まれたかもれないから
虫下しあげる。3匹分ね」
みんなまとめて連れてきたはいいけど・・・
そう、あの時は
「ええ~い」って気持ちだったけど
この先どうすんのよ~
あ~何だか憂鬱になってきたぁ~
3匹の子猫よ!3匹!
あなた!どうやって可愛いうちに里親さん見つけますぅ~
見つかりますの
そんな事言ったって・・・あぁぁぁぁぁぁぁぁ~
わかっているわよ!わかっているわよ!
でも放ってもおけなかったのよ!!
ナンテ、自分で自分を責めてもしょーがない。
後戻りして、また子猫たちを病院の前に置き去りにする・・・
という選択は、私の中には無いんだから
もう前に進むしかないっしょ
この夏、マービンとマリノと、
私達夫婦で楽しくゆたりと過ごそうと思っていたのに・・・
これから忙しい日々が始まります。
里親捜し、しなくっちゃぁ~