前々からの懸案事項で
1年ちょっと前から後ろ足が動かなくなってしまったリュウの
車椅子をどうするか・・・という件で
母にずーっと話していたのだが
ここへ来て、ようやくリュウの車椅子を作る決心をしてくれて
今回、所沢に工房がある《adoworks アドワークス》さんにお願いし
リュウのサイズに合ったものを作ってもらうことになった。
2011年11月から、突然リュウの後ろ足が動かなくなってしまった。
それ以前から、兆候はあったのだけど
完全に動かなかくなったのは、その頃からだった。
病院で原因を調べてもらったけど
特に腰から来ている様子でもなく・・・
リュウは2009年2月に、髄外性骨髄腫という
進行性のガンになってしまい
何も治療をしなければ1っヶ月・・・と
余命宣告されていた。
勿論
リュウにとって、一番いい選択をしてあげたかったので
家族会議。
ドクターからも、いろいろな選択肢を与えてもらっていたので
予算とリュウの状況を考えて
ちょっと無理して出来る範囲の治療をお願いすることに。
そこから奇跡的に生き長らえて、4年になる。
ガンの欠片は、今は見当たらず
ドクターも不思議なことだと言っているほど。
脾臓を摘出したりで、大きな手術だったので
その後遺症で、もともと足の動きは悪かった。
私達は、リュウの足が動かなくなったのは
命と引き換えになったのかも・・・と思ったりすることがある。
あんな大病して、なお生きていられるなんて
命があるだけ良かったんだと思っている。
しかし、母としてはそれで完結してしまっていて
まだまだ残されたリュウの犬生の先の事は
考えられていないことに気付いてしまった。
母は自分も歳だし、リュウも歳で
お互いそう永くはないのに、そこまでお金をかけても・・・。
という気持ちがあったんだと思う。
でも、残りの犬生を
薄暗い部屋の片隅で、寂しい表情のままで過ごさせていいのかな・・・
リュウは勿論可哀想だけど
何よりも
リュウが亡くなった時に、一番母が後悔するのではないかと思った。
ただ
犬の車椅子はまだまだ高価で、二の足を踏む気持ちもわかる。
そこへ、母の友人からの知らせ。
その友人が公園を散歩していたら、
車椅子に乗って散歩をしているダックスを発見。
リュウの事を前々より気にして下さっていたので
「その車椅子はいくらで、どこで購入したのか」
と、その飼い主さんに聞いてくださったそうだ。
その購入先が
今回お世話になった《adoworks》さんだ。
お値段もMダックスで2万円台。
今回のリュウの車椅子のサイズで3万1千円だった。
なんと、相場の半額くらいのお値段だったので
年金暮らしの両親には、非常に優しいお値段で助かる。
ということで、今回やっと購入を決めたというわけ。
始めは採寸。
ネットでも申し込みは出来るのだが
直接行くと、試乗できる。
装着の仕方のレクチャーを受ける。
一人で歩いてみるリュウ。
自力で歩いているリュウを見た母は
うるうるしていた。
勿論私も・・・。
ちょっと散歩してみようということになり
母も練習。
初めて乗る割には
リュウはスムーズに乗りこなせている感じ。
お顔も本当に嬉しそうにしている。
1年3ヶ月ぶりの自歩行だからね。
これで毎日の生活にも、自信もっていられるでしょう。
リュウの車椅子の出来上がりは2月2日だそう。
とても楽しみだね。