la mia dolce vita

おべんきょう・ワイン・パン・お菓子・旅・・・などなど

すでに八重桜

2013-04-11 17:30:10 | diario (にっき)


今年は本当に桜が早くて、3月下旬にあっという間にソメイヨシノが開花→満開になり、そのうち八重桜も咲き出していまやもう満開を過ぎて散りかけ。

考えていた花見の予定も大幅に前倒しとなって、バタバタとスケジュール調整をすることに。

こんなに時期がずれてしまうのも、一連の気候変動の影響なのか??

聞けばヨーロッパなどは4月に入っても寒い日が続き雨も多いようで、こちらも何やら異常気象の様子。

こうなると歳時記などというものは役に立たなくなってくるのかとも思えるのだけれど、それでも春には春の楽しさがあり、時期が多少前後してもその楽しさを味わえるのであれば、それはありがたいことなのかも。

またそろそろ京都を訪れる予定だけれど、果たしてどんな季節の表情を見せてくれるのか、それがまた楽しみな気がする。

長崎で

2013-03-15 20:55:28 | viaggio (たび)

先月、長崎を訪れた。

ちょうど旧正月を祝うフェスティバルが行われており、たくさんの観光客と祭りを楽しむ市民で街は華やいでいた。

笑顔であふれる長崎。しかし長崎には忘れてはいけない過去がある。

今回は、今まで行く機会のなかった「長崎原爆資料館」を訪れ、その膨大な資料をゆっくりと拝見してきた。

原爆が長崎に投下されることになった背景や歴史、原爆がもたらした被害の状況、そしてその惨事を後世に伝えようとする人々の言葉、またあの悲劇以降も繰り返されている核実験や核兵器保有についての資料など、考えさせられること、学ぶべきことがあまりに多く、一言では言い表せない思いを持って帰ってきた。

長崎の再建された天主堂では、今も鎮魂と平和への祈りが今も捧げられている。

こういう場所が日本に存在すること、それを考えながら今日の平和に感謝するのが、今を生きる人々の役目なのでは。

そんなことを感じた今回の長崎訪問。

あこがれの・・・アブサン

2013-02-19 00:00:34 | vino (わいん)

その昔、数々の作家や画家を虜にしてきたアブサン。

ニガヨモギから作られるこの酒はアルコール度数が非常に高く、またその香味成分に幻覚など向精神作用があるとされ、多くの芸術家が身を滅ぼしたと言われる。

そのため、製造・販売が禁止され、ようやく最近、成分を変えることで再度製造が認可されたといういわくつき。

でもそれだけに、小説のや画家の人生の中に現れるアブサンは魅力的。

その美しい色の描写にも憧れ、いつかどこかで出会うことができれば、とずっと思っていた。

そして先日、知り合いがイベントに持ってきてくれたこの一本。

思っていた通りのエメラルドグリーン。そして誘うようなエキゾチックなボトルのデザインにも惹かれる。

恐る恐る、でもワクワクしながら、ほんのひと舐めさせていただく。

ニガヨモギのすっとした香りと透明な味わい。

思っていたような印象で、何だか子供のころからの夢が一つかなったような気が。

またどこかで、必ず出会ってみたい、そんな酒の一つである。


ロベール・アルノー写真展

2013-02-15 22:34:23 | kyoto (きょうと)

先日、京都で見てきたロベール・ドアノーの写真展。

パリの恋人たちをモチーフにたくさんのパリジャン・パリジェンヌの姿を残したフランスの写真家である。

その多くがモノクロで写されていて、何ともいえない哀愁やノスタルジックな雰囲気が漂う写真が多いけれど、今回は珍しく数点のカラー写真も見ることができた。

確かに晩年の作品である影響もあるかもしれないけれど、カラーで撮られたその写真には、あの何とも言えないパリのよさが感じられず、やはり彼の作品はモノクロの時代のパリ、そしてフランスを描いた作品なのだと感じた。

古きよきパリを描いてきたドアノーには、現代のパリはどう写るのか?

はなはだ疑問は残るけれど、それもまたパリ。

今度は現代作家の写すパリの姿を見てみたいものである。

サロン・デュ・ショコラ2013

2013-01-28 23:11:40 | dolce (おかし)

毎年、この季節の最大イベントと言えば「サロン・デュ・ショコラ in Tokyo」。

今年、東京での開催が11年目を迎えた「サロン・デュ・ショコラ」のテーマは「Renaissance」。

「再生、復活」を意味するその言葉の通り、今年は再会や原点への回帰などさまざまな「Renaissance」に出会えたショコラの祭典。

これからバレンタインに向けて、ショコラティエもお店もテンションが急上昇しているところ。

極上のショコラを味わいたい方、ぜひお買い忘れのないように。

成功はゴミ箱の中に

2013-01-18 21:52:32 | libro (ほん)
今年に入って読んだ本「成功はゴミ箱の中に」。

これはマクドナルドに創立者であるレイ・クロックが、どのようにしてマクドナルドを立ち上げ、現在のような大きな企業に成長させていったのかを語った自伝。

はじめはタイトルはつられて、どんな成功の秘密が隠されているのかを知りたかったのだけど、読んでみると、むしろ一人のアメリカ人が、激動の20世紀アメリカをどうやって生き抜いてきたかが語られている。

それでも、彼の人生イコールマクドナルドの歴史なので、マクドナルドをどんなコンセプトで立ち上げたのか、今もあるフィレオ・フィッシュやエッグマフィンなどのメニューが、どうやって生まれたのかなど、知らなかったトリビア的知識が散りばめられているので、ページ数の割にはあっという間に読めるビジネス本。

現在の、100円マックのような経営戦略がどうなのか、などという疑問はあるけれど、それでもこれだけ成長した企業の歴史。読んでおいてもいいかな、と思える一冊である。

年末の神戸「カセント」

2013-01-02 01:19:13 | ristorante (おいしいとこ)
数ヵ月ぶりに訪れた神戸の「カセント」。

毎回少しずつメニューを変えながらも、一流のセンスで料理を提供してくれるこのお店。

今回も福本シェフの素晴らしい料理と、スタッフの心のこもったもてなしに触れ、また元気をもらってきた。

年が明けて2013年、この店の料理のように、力を尽くして物事を仕上げていけるように歩みを続けていきたいと思っているところ。

再びパリへ

2012-12-27 13:15:38 | viaggio (たび)
今月はじめに再訪したパリでは、5日間という短い期間を駆使して、ノルマンディー、モン・サン・ミッシェルと回り、パリではチーズの買出しとフォンデュの試食と称してサヴォワ料理を堪能してきた。

そして数年前から行われているというパリでのクリスマス市も見られて、時間の割にはかなり収穫多し、という旅だった。

ただ、いくつか予期せぬことなどもあり、行きの飛行機は経由地のインチョン空港で雪による大幅遅延となり、パリに到着したのは真夜中。

航空会社がオペラ座までのシャトルバスを用意してくれたので事なきを得たけれど、そんなことも発生する可能性はあるのだから、やはりスケジュールにはある程度の余裕は持っておいた方が良いのかもしれない。

また、これも今まで経験したことがなかったのだけれど、シャンゼリゼのクリスマス市や地下鉄の通路などにはスリがたくさんいて、ほんのちょっと何かが当たったような気がして背中を調べると、リュックのファスナーが全開になっていて、それも一度ではなく何度も同じようなことがあって、やはり治安の度合いは日本とは違うということを改めて実感した。

それでもパリには不思議な魅力がある。多少危なくても不便でも、寒くても雨が降っていても、またパリに戻りたくなるのは何故なのか?

わからないけれど、次の旅をまたすぐにも思い描いてしまう、パリはそんな街である。

北山の紅葉

2012-12-05 21:55:49 | kyoto (きょうと)

京都の紅葉。

今回は北山まで足を伸ばしてみた。

ここまで来ると、洛中とは違ってしんと静まりかえった空気を感じる。

訪れたのは大田神社。

上賀茂神社の摂社で、神話ではアマテラスオオミカミが岩戸に隠れてしまった際に、舞を踊ったとされるアメノウズメノミコトを祀る神社。

大田の沢のカキツバタの野生群落が有名で、5月の開花時期には大勢の観光客で賑わう場所だけれど、晩秋のこの時期にはほとんど訪れる人もなく、ただ静かに佇む古い社。

それだけに、人に荒らされずに散ってゆく紅葉の美しさは見事。

自然が作り出す赤と黄のじゅうたんの中、しばし時を忘れて京の往く秋を惜しむのもまた一興。

ワイン検定が終わって

2012-11-29 22:56:19 | vino (わいん)

11月18日(日)にはソムリエ協会が初めて行うワイン検定の講師として、講義を担当してきた。

これまでチーズ検定では何度か教える側に立っているけれど、ワインについてはこれまであくまでも楽しむ側で、人に教えるというのは全く初めて。

しかも今回、講義の中ではワインについての歴史や製造方法などの知識だけではなく、コルクの開け方など実践的な技術も伝える必要があって、どうやったらわかりやすく伝えることができるのかを考えたり練習したりして、ワインへの向き合い方もなんだか少し変わってきたような気も。

これに懲りずに(?)また来年の機会があれば勉強させていただければ、と考えている。




赤ワインの効能?

2012-11-07 17:27:27 | vino (わいん)
フランスの科学者、セルジュ・ルノー氏が死去、とのニュースを先日聞いた。

セルジュ・ルノーといってもわからない人が多いと思うけれど、「フレンチ・パラドックス」を提唱した人物といえば、あの赤ワインの話か、と思い浮かぶかもしれない。

1991年、アメリカCBSテレビの番組「60 minutes」に出演し、「フランス人は乳脂肪や肉類の摂取量も多いにもかかわらず、動脈硬化や心臓疾患の死亡率が少ないのは赤ワインを飲んでいるためである」と発言し、「フレンチ・パラドックス」と呼ばれる説を作り上げた人物である。

その後、この説の信憑性については数々の異論も唱えられたけれど、今でも赤ワインに多く含まれるポリフェノールには健康に良い抗酸化作用があるとサプリメントや健康食品に取り入れられているし、それを信じれば適量の赤ワインの摂取はお勧めできるといってもいいのかもしれない。

今、市場にはさまざまな美味しいワインがあるので、ポリフェノールたっぷりの濃厚な赤ワインだけを無理して飲むことはないけれど、きっと身体に良いのだろうな、と思いながら、楽しく赤ワインのグラスを傾けるひと時はやはりいくつかの幸せな瞬間の1つでもあり、少なくとも自分は「フレンチ・パラドックス」を信じて(?)、これからも赤ワインを空けていきたいな、と思っている。

ワイン検定は11月18日(日)開催

2012-10-18 17:51:14 | vino (わいん)

昨日に引き続いてのご案内。

こちらは日本ソムリエ協会主催の「ワイン検定」。

ワイン愛好家やワインについて学びたい初心者の方向けに作られた検定で、第1回の今回は、入門編としてご家庭でワインを楽しく飲んでいただける知識を習得する「ブロンズクラス」のみの開催。(次回以降、その「ブロンズクロス」に合格した方を対象に、レストランでソムリエに相談したり、ワインショップで好みのワインを選んでいくための知識を習得する「シルバークラス」も開講する予定とのこと。)

今までは、ワインエキスパートなどかなり時間を使って勉強してからでないと受けることができなかったワインの試験だけれど、この「ワイン検定」であれば、申込者に送られるテキストを使って検定講師が90分の講義を行い、そのあとすぐに試験を受けていただき半日ですべて終了するという、チーズ検定と同じ方式になっている。

今回、チーズ検定のあと、このワイン検定の講師も務めることとなったので、もしご興味があればこちらもぜひ!

詳細は下記のワイン検定のホームページで。

ワイン検定公式ホームページ
http://www.winekentei.com/

申し込みの締め切りは10月31日(水)。

この検定に関しては、講師に直接連絡をいただくことになっているので、今回検定用に設けた下記のメールアドレスまでご連絡を。

連絡先メールアドレス:buonbevitore@gmail.com
会場名:Cafe Miyama 渋谷公園通り店マイ・スペース

チーズ検定のご案内

2012-10-17 17:36:48 | formaggio (ちーず)

ちょっと遅ればせながらのご案内。

今回のチーズ検定(C.P.A.チーズ検定「コムラード・オブ・チーズ」)は、開催日が10月27日(金)-29日(月)の3日間で、申込は明日10月18日(木)が締め切り。

ただ、チーズ検定公式ホームページからの申込も受け付けているので、ご興味のある方は下記のWebで詳細をお読みいただいた上で、ご自身の情報を入力していただき、後ほど受験料を振り込んでいただければ申込は完了。

当日の流れとしては、協会に認定されたチーズ検定講師が、検定用のテキストの内容を説明し、そのあと受講者の方に検定にのぞんでいただくので、今覚えたことをすぐに検定でチェックする、というようにご理解いただければと思う。

チーズの世界とその楽しさを皆様にお伝えするこのチーズ検定。

私はじめ講師も、日々勉強して検定にのぞみたいと思っているので、皆様にもぜひ挑戦してみていただきたい。


チーズ検定公式ページ
http://www.cheesekentei.com/index.html

申込入力フォームはこちら
http://www.cheesekentei.com/application/pgdmailform.cgi

イタリア展三昧

2012-10-09 23:36:56 | diario (にっき)

今年は百貨店の催事に「イタリア展」が目につく。

画像は9月末に開催された西武池袋店の「Buono! Italia」。

そのあとも先週は伊勢丹新宿の「イタリア展」があり、昨日終わったかと思えば、明日(10日)からは三越銀座店。そして今週末は京王新宿店で、と盛りだくさん。

そんなイタリア展で嬉しいのは、以前は日本で見ることのなかったイタリア食材やワインに出会えること。

最近ではイタリア南部の州や島のワイン。限定した地域でのみ作られたチーズなど、催事ならではの品ぞろえで驚きの出会いがあるのも「イタリア展」の魅力。

ちょっとしたセミナーがあったり、イタリア食材やワインに詳しい人が集まる場所なので、ぜひ知識を深める意味でもイタリア通を目指す人には出かけていただきたいイベント。

コムラードオブチーズ・大収穫祭

2012-09-25 18:05:53 | formaggio (ちーず)

週末はチーズプロフェッショナル協会のイベントがあり、他のチーズ検定講師やチーズプロフェッショナルの仲間達と手伝いに。

このイベント、立ち上げ段階からこのメンバーで企画し、運営から当日の設営まで自分達でやった、正に手作りのチーズイベント。

おかげで、あいにくの大荒れの天気にもかかわらず、多くの方が会場に足を運んでくださり、ワインや日本酒を片手に、たくさんのチーズやアレンジ料理を堪能していただき、主催者としても嬉しい限り。

画像の「チーズタワー」も、野菜やどんぐりなどあちこちからかき集めてできたもの。

来月もチーズのイベントがあり、それが終わるといよいよチーズ検定なので、これからしばらくチーズに注力する日々になりそう。