先ずは、昨晩のNY…
カプラン・ダラス連銀総裁の発言
・金融政策への直接の言及はなかった。
・雇用については完全雇用でないとすれば、それに更に近づいているとし、高いスキルを必要とする求人は劇的に増えているとも述べていた。
・労働市場のスラックはあるものの、縮小していると語っていた。
ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁
・軟調なインフレ指標巡る懸念は正当化されない。
・インフレ率は年末ごろに目標の2%に達すると予想。
・雇用は依然として強い。
・あと2回の利上げ予想を再表明。
・5月の13.8万人増は良い数字。
・年内のバランスシート縮小開始を予想。
・インフレは最近の低下にもかかわらず軌道上にある。
米国家経済会議(NEC)のコーン委員長の発言
・来年2月に任期を終了するイエレンFRB議長の後任人事に関して、留任を要請するのか、あるいは後任を指名するのかについて、ホワイトハウスはまだ何も決めていないと述べた。
・検討さえする段階ではないという。
・コーン委員長が議長職を望んでいるかと問いには、「興味は無い」と答えた。
・NY市場は、米雇用統計が予想を下回る内容だった
・ドル売りが強まる
・前日のADP雇用統計が強い内容だった
・その分、米雇用統計は失望感
・非農業部門雇用者数(NFP)は13.8万人増と完全雇用の中ではしっかりとした増加を持続
・ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は良い数字と述べた
・労働参加率が下がった
・失業率も4.3%まで低下
・平均時給も前月比で0.2%上昇
・賃金上昇は続く
・FRBが利上げを躊躇する状況ではない
・CMEのFEDウォッチでの6月利上げの確率は、雇用統計通過後も95%を超える水準のまま
・9月の利上げ確率も若干だが、前日から上がった
・米株は最高値更新が続いている
・米国債利回りが下げ止まらない
・ユーロドルは1.1280近辺に上昇
・年初来高値を更新
・昨年の米大統領選時につけた1.13ドルをうかがう展開
・来週のECB理事会が注目
・政策は据え置きが確実視
・注目はガイダンスを出口戦略に向けて変更してくる可能性が高いこと
・変更してくる可能性は濃厚
・既にその辺は織り込み済み
・どのように変更してくるかがポイント
・ポンドは対ドルでは上昇
・対円やユーロに対しては売り
・来週8日の英総選挙のリスクを警戒
・最新の世論調査ではメイ首相率いる与党保守党の支持率が42%、野党労働党の支持率が39%と、ここにきてその差が急速に縮まる
・波乱はないとの見方が市場ではなお優勢
・英国の選挙なので未知数
・テールリスク意識
来週の重要指標は、何といっても、ECB関連、英総選挙、トランプ問題絡みでしょう!
5日(月)
☆中国財新サービス業PMI(5月)
☆米製造業受注(4月)
☆米ISM非製造業景況指数(5月)
6日(火)
☆豪中銀政策金利
☆ユーロ圏小売売上高(4月)
7日(水)
☆豪GDP(第1四半期)
☆EIA週間石油統計
8日(木)
・日本国際収支(4月)
☆日本GDP改定値(第1四半期)
☆中国貿易統計(5月)
★ECB政策金利 ドラギECB総裁、記者会見
☆米新規失業保険申請件数(3日までの週)
★英総選挙
★コミーFBI長官、上院情報特別委員会で証言
9日(金)
☆中国消費者物価指数(5月)
☆中国生産者物価指数(5月)
11日(日)
・伊地方選挙
☆仏国民議会選挙、第1回投票