弓道修行日記

このブログに、弓道修行する中で、学んだこと、考えたこと、試行したこと等を書き残し弓道修行の友とする。

ロンドン名物「ブラックキャブ」ピンチー中国製部品→大量リコール→経営悪化に拍車ー日産車導入に

2012-12-09 | 意見発表

アメリカの大統領選挙を機にNHKBS1のワールドWaveニュースをよく見るようになった。その中でイギリスのブラックキャブについて、安いと思った中国の部品を使って高いものになった、一事例が報道されていました。

1.    Ceron.jp - <英国>ロンドン名物「ブラックキャブ」ピンチ (毎日新聞 ...

2012年11月15日 – ここにも中国が・・・英国ロンドンブラックキャブ」ピンチ 財務体質強化とコスト削減で中国の吉利(ジーリー)自動車から ... どうせなら日本とドイツに任しときゃ、故障は少ないだろうに<英国>ロンドン名物「ブラックキャブ」ピンチ(毎日新聞) - Y!

2.    熟年の文化徒然雑記帳

2 日前 – フランス2TVが、ロンドン名物のブラックキャブが、中国製部品を使ったばっかりに、故障だらけで、2万台もリコールしたので、 ... 粗悪品が多くて品質に問題があるとか、公害物質を使った製品が多いとかと言った中国製品の質の問題ではなくて、中国の製造業 .... その後、著者は、HBR2012年3月号で、先進国の飽和市場で頭を打っている、ハーマンのインドと中国で開発した自動車向けのインフォテインメント製品の ...

3.    英国:ロンドン名物「ブラックキャブ」ピンチ - News Social

2012年11月14日 – 【ロンドン坂井隆之】60年以上の伝統を持つロンドン名物の黒塗りタクシー「ブラックキャブ」が存続の危機に陥っている。 ... コスト削減→中国製部品→大量リコール→経営悪化に拍車 > 英国:ロンドン名物「ブラックキャブ」ピンチ http://t.co/ ...

4.    Carルチャー・ショック 2012/11

さて、首都ロンドンといえば、すぐに思い浮かぶのが、2階建てのバスとならんで、ブラックキャブといわれる黒塗りのタクシーだ。「HIRE」と ... 経営権を持つ中国のジーリー自動車(吉利汽車)が2年前から中国で生産し、イギリスで組み立てていた。 赤字が続いて ...

5.    【レポート】ロンドン名物のタクシーが消える!?(Autoblog JP) - livedoor ...

2012年10月29日 – ロンドン名物のタクシー、"ブラックキャブ"を製造している英最大手マンガニーズ・ブロンズ・ホールディングス(MBH)が現在、深刻な経営問題に直面している ... となるキャブの登場などにより、2008年には赤字に転落。2010年には、中国の吉利汽車へ株式を一部委譲することになった ... 就職活動に自動車免許が必要かまじめに考え… ... 海外旅行などで、トイレの習慣や仕様の違いにびっくりした人も多いと思います。

6.    【国際】 ロンドン タクシーに日産車採用

2012年8月6日 – ロンドン名物「ブラックキャブ」と並び、2014年春からロンドンっ子らの足となる。 NV200は低燃費 ... ロンドンでは現在、中国の吉利汽車系のメーカーが製造する伝統的な黒塗りのタクシーと、 メルセデス・ .... 立体駐車場には収まらないタクシー会社が多いだろう。 ... 32 :名無しさん@13周年:2012/08/06(月) 20:13:00.45 ID:cfQbtzHn0: デザインはともかく故障しないのとメンテナンスのしやすが選定の理由だろうね ...

1.上記の中から「熟年の文化徒然雑記帳」を勉強します。NHKが放送していた内容と思います。

中国製ロンドンタクシー問題多発

2012年12月06日

   フランス2TVが、ロンドン名物のブラックキャブが、中国製部品を使ったばっかりに、故障だらけで、2万台もリコールしたので、コベントリーの製造会社は破産したと放映していた。
   イギリスのBBCならいざ知らず、フランスのTV局が放送するところが、非常に興味深いところだが、このタクシーは、元はオースティンFX4で、もう何十年も同じ形の車体で走っており、2階建ての赤いロンドンバスと双璧の人気公共交通機関である。

   運転席と客席が、厳つい隔壁で仕切られていて、客席のタッパが高くて装甲車のような感じの客席で、日本のスマートなタクシーとは違うが、荷物は客席へ持ち込めるのが良い。
   その後、FX4R からランドローバー製 2.2 Lに変わり、私がロンドンにいた頃には日産製TD27型に代わったのだが、最近は、中国の吉利汽車の資金導入を得て、生産を続けていたようである。
   製造コストが1台3万ユーロもかかるので、部品の大半から車体まで中国製となっており、これが、故障を頻発させたので、急遽、部品交換のため英国製に切り替えたためにコストがアップして、企業を窮地に追い込んだのだと言う。

   ここで問題にしたいのは、中国の製造業の抱える問題である
   粗悪品が多くて品質に問題があるとか、公害物質を使った製品が多いとかと言った中国製品の質の問題ではなくて、中国の製造業が、現在のような状態から、どう変わって行くのかと言うことである。

   同じ、NHKのワールドWaveで、英国の洗剤メーカーが、かっては、中国で生産すれば、40%のコスト削減になったが、今日では、中国の人件費の高騰でその差は10%くらいに低下し、有能な人材の確保が難しくなったので、中国の工場を閉鎖して英国に帰ってきたと放映していた。
   顧客は、Made in UKを好むのだと言うが、当然であろう。

   これと同じ状況は、アメリカでも起こっていて、ドル安の貢献もあるのだが、中国の人件費の高騰や信頼できない労働慣行、それに、製品の輸送コストなどを考えれば、今や、中国での生産のメリットがなくなって、中国に進出していたアメリカの中小企業が、どんどん、アメリカに回帰しているのだと言う。
   この傾向が、オバマ政権のアメリカ製造業の復活に勢いをつけている。
   

   日本の場合は、100円ショップが健在であることを考えれば、まだ、中国製のコストメリットはあるのだろうが、むしろ、日本にとっては、政治的なカントリーリスクと言う厄介な問題がるので、事情は違ってはくる。
   しかし、中国市場など海外市場を目指した製造拠点としての中国投資ならいざ知らず、コスト・メリットを考えて中国に進出していた海外投資は、中国の急速な労働環境の変化や公害など深刻な社会問題など投資環境の悪化を考えれば、どんどん、減少して行くであろうと考えられる。

   非効率な中国の国営企業については、今回言及しないが、中国のMNC化したスーパー・ジャイアント企業は別として、中国の製造業の大半は、海外輸出によって繁栄を続けてきており、それらの企業が、ヨーロッパを筆頭として海外需要の大幅な落ち込みによって、過剰投資のために窮地に立っていると言う。
   品質が悪くてコスト競争力が落ちた中国製品が、どこで活路を見出すのか結局、内需の拡大以外にはないのだが、労働分配率が低くて庶民の購買力が低迷するなど消費のGDP比率が35%と低位であるから、多くを期待出来ない。
   GDPの50%近くを投資が占めていて、更に、輸出が中国経済のドライブ要因だと言う跛行的な経済構造をいつまで続けられるのかと言うことも、中国経済の将来を占う上では、非常に重要な要因であろう。

   同時に、中国が今日の経済成長と経済的活力、政治的安定を維持出来るかと言う問題だが、世銀の「現在ある中国の経済発展モデルが持続不可能」と言ったレポートや「中所得国の罠」など、中国経済の将来には多くの未知数な不安要素もあって予断を許さないと言うのが現状であろう。

   さて、先に言及したロンドンタクシーのように、経営危機に陥ったバーゲン価格の先進国製造業の、中国企業による買収なりM&Aと言ったケースだが、欧米でも日本でも、かなり、頻繁に見られる。
   成功するかしないかは、ケースバイケースだと思うが、私は、先進技術と新興国のローカル・ニーズが上手く融合した形のリーバース・イノベーションを目指すのなら成功するだろうが、資金の投入だけで中国ビジネスをやるのなら失敗するケースが多いであろうと思っている。」

1.ことわざに「安物買いの銭失い」 と言うのがあります。 安いものを買って得したように思えても、 品が悪く何度も買いかえることになり、結局損をしてしまうことですが、ロンドンキャブは正のその通り。イギリス人ももことわざが正しいと分かったことでしょう。

2.日本はには“信用は無形の財産” と言う教えもあり、日本人はこれを大切にしています。日本では信用を失ったら企業の存続はないと考えているのです。世界では日本製と言うことは一つのブランドになっていますが、中国製と言うのは粗製乱造、製品の命は短い、安物買いの銭失いの典型です。もう一つ日本人は製品の品質が良いものしか選ばないので、日本人がよく買うと言うとよく売れると言われています。

3.イギリスに日産のワンボックス車が選ばれたそうです。賢い選択です。

「日産自動車は6日、ロンドン市内を走るタクシーにワンボックス車の「NV200」が選ばれたと発表した。
ロンドン名物「ブラック・キャブ」と並び、2014年春からロンドンっ子らの足となる。

NV200は低燃費などの環境性能が売りで、ニューヨークのタクシーの次期モデルとしても選定されている。
ニューヨークと並ぶ国際都市のロンドンでも選ばれたことで、世界的な販売に弾みがつきそうだ。

ロンドンでは現在、中国の吉利汽車系のメーカーが製造する伝統的な黒塗りのタクシーと、
メルセデス・ベンツのバンのみがロンドン交通局から認可されている。
http://mainichi.jp/select/news/20120807k0000m030031000c.html


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