弓道修行日記

このブログに、弓道修行する中で、学んだこと、考えたこと、試行したこと等を書き残し弓道修行の友とする。

弓道の教え方ー分習法、パス主義、相互主義

2009-05-22 | Weblog
 何事も教え方の上手い下手があるように思います。
 私は、指導者はカルテのようなものが有ればいいのではないかと考えていましたら、実際に作っている先生がいらっしゃると言うことを聞いたことがあります。
「この人はここに問題があるのでここを重点に練習しなさい。」という指導の記録です。
と言うのも勝手を指導されたから直して見て貰おうとしたら、先に指導されたことを忘れられたのか、手の内を指摘されるのです。勝手はどうなのでしょうか。
そこで手の内を直していると、次に勝手を指導されるのです。手の内はどうなのですかと聞きたくなります。
そこで指導者は、前回の指導事項と今回の射で直っているかどうかをみてまだなのか大体良いのかを言ってもらうと指導を受ける方としては分かりやすいと思うのです。次の段位に合格できる点数なのかどうかです。

 そして、全体ではなく部分に分けて一つひとつ指導すべきです。分習法と言います。
行射は、射法八節、体配で細かく分けて30項目ぐらいに分けたら充分でしょう。

その中には教えたら直ぐに出来るものと、もの凄く研究し練習しないと出来ないもの、重要なもの、難しいものがあるのです。これが人によって異なるのです。

 すべてのものが10点とれると初段、20点で二段、30点で三段、・・60点で錬士、70点で六段、77点で教士、85点で七段、90点で八段・・と言うように考えると練習の重点なども分かってきます。

ここの個々の技術を積み上げると総合的に良くなるのです。これを分習法と考えます。

そして、一つの課題を所定の点数がとれたらパス(合格)して次に進むこれをパス主義と言います。
もう一つはお互いに指導し合うこれを相互主義といいます。
以上の三つ、分習法、パス主義、相互主義の指導法は高校のモダンダンスの先生の指導法で毎年好成績を上げている実績がある指導法だそうです。これを弓道に生かせないかと考えたのです。

 総合的な指導では上達の進歩は遅いように思うのです。

時間がありましたら、「正しい食事を考える会」ブログも見に行って下さい。





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