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Mind Feeling 0802-1

2007年08月02日 23時33分59秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
 今日、何気なく新聞を見ていたら、この時期の休みを利用して読むに相応しい本の紹介があった。よくよく見てみると小学生向けであった。
 高校生くらいまでだろうか?こと長期休みの時には、読書感想文を要求する事はあると思う。あるいは、課題図書という形で読むよう求められる事もあるだろう。
 本、と言うと、大抵がマンガ本以外という事に、この場合ではなるのだが、行き成り読めと言われると、抵抗があるのではないかと思うのと同時に、本来本は、「読みたい」という気持ちにかられて読むものであり、無理に感想を求めるのは少々酷な気がしないでもない。文を読むのも書くのも得意あるいは読むのだけは得意、というのであれば話は別である。
 私も小学校から高校にかけて、この時期特有の読書感想を要求する課題を課せられていたのだが、果たして何を読んだかはもはや記憶にはない。そして、周囲が一体何を読んだのかすら私は解らない。
 本を読んでみよう、というきっかけをくれたのは、以前も紹介した、篠原美也子というシンガーである。彼女のアルバムの歌詞カードには、必ず「あとがき」と歌って、制作課程で感じた事や出来事等の掲載があった。その中に、森瑶子氏と山田詠美氏の名前があった。それを見つけた時は中学2年位だったであろうか?
さっそく森氏の作品を読んだのだが、どんな事を思ったのかはもはや解らないが、山田詠美氏についてはほんの少しだけであるけれど、思い出がある。
 名前を知った当時、地元の書店で『僕は勉強が出来ない』という山田氏が書いた作品を目にしていた。中学時代、劣等生であった私には丁度良いタイトルで惹かれた。中身は、ある高校生が進路に思い悩んでいる1時をベースしたもので、その当時の私とはかけ離れていて、内容はろくすっぽ覚えていないのが事実であるが、「勉強が出来ない」というタイトルだけに惹かれて読んだのである。
 今も少しあるのだが、所謂「著名な物語」や「著名な人物」の本なりCDなりを避ける傾向にあったので、その作家を見つけたときはそれなりに満足感があった。
 高校くらいになって、「自分の手で名作を見つけたい」と言う一心で、地元の本屋の小説本コーナーを覗いていた時、鷺沢萌氏の作品に出会った。『少年たちの終わらない夜』というものである。これは夏だったか冬だったかは忘れたがどうどうと読書感想文に書いた記憶がある。後に、その本に別の作家の作品紹介があり、『いちご同盟』という作品も知る事になった。登場人物が、都内にある地名が使われているのが印象的な作品である。
 私は、こんな風に自分の手で本を探して行った口なので、学生に相応か?といわれると、内容が難しすぎて不向きとされてしまうかも知れないが、特に教員諸氏から何か言われた記憶は特にない。しかし、その様にして、本は「誰かに強制されて」読むよりも「自分の手で見つけて読んでみる」方が何かと印象に残りそうなものである。
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