「夏はただ青く…」と謳われる曲があるが、やっとその色の空が長く続いて現れた2007年8月である。気温が上がる一方で、体への負担もそれなりに大きい。
画像は、昨日撮ったものである。いい感じ晴れ、空の色がきれいだったので、掲載を試みた。私はちなみに、青系統の色に緑系統の色を混ぜた色が好きなのだが、この季節特有の空の色も好きだ。
青という色に関連したエッセイが出てきたので紹介したい。書いたのは、6~7年前だと思うが、はっきりとはしない。時折、ふと今の想いを書きたくなってA5判のルーズリーフに書いていたのだが、今はすっかり書かなくなってしまった。
Title:海が青を欲するように…
もし、海が青ではなかったら、それを海と言えるだろか?
極地には厚い氷がはっていて、海の水の色など見えないかもしれないが…。
私は思う。海は青を欲しているんじゃないかと。
青い事で、その美しさを出し、光り輝く太陽が引き締める。それで海は美しくなる。
青は海に必要不可欠であり、それが海自身なのではないか?と思う。だから、海は青を欲する。
そんな風に、私にも、海が青を欲してそれがい似合い、自身であるというものが欲しい。
きっと誰だって、本当は欲しいんじゃないかかと思う。中には、もう手にしている人もいるけれど。
海の青に代わって、私に似合うもの、自身であるものは一体何なのか、また、あなたにとってそれは一体何なのか。
探す日々は始まっている。けれど、終わりは見えずモノも見えず日々は流れていく。
手に入れた誰かは一体どうやって手にしたのかを私は訊いてみたい。けれど、訊けるに訊けない。
年を重ねる事で、月日を重ねる事で、なかなかモノにぶちあたらない日々にイライラしてヘヴィになって、空を見上げてみるけれど、何もみつからず。
海が青を欲する様に、私も何かが似合い、自身だけのモノが欲しい。このままの自分が続かない為にも…。
これを書いた当時、自分は誰かのコピーなんじゃないか?みたいな事を考えていた様にも思う。実際、自分の喋り方とかこんな風な文章書くのも、コピーに近い。模倣から始まる事はあるが、自分の色はどれだけ出ているかは解らない。
一方で、書くときに、『海になりたい青』という篠原美也子氏のアルバム等からヒントを得て、海と青について考えた様にも思うが、はっきりとはしない。
ただ、何故、海は青いのか?というおおよそ答えの出るはずの無い問いかけを自分自身にしていた時に、こんな話を思いついた…様にも思う。当時の心境は、もはや思い出せないが、今も昔も思い考えている事は、あまり変わらない愚か者である。
掲載の意味は大してないのだが、たまたま、「青」という言葉が関連する話があった事を思い出して、形にしてみた次第であるが、加筆・修正を一切加えていないので、読んでみると支離滅裂という感じがしなくもない。
他方で、“Azure”という英単語がある。これの意味は、空色とか淡青色という意味がある。手元の辞書には「希望を象徴する」とまである。
たまたま、空色という言葉は英語でなんと言うのか、という事で調べてら見つかった言葉であり、私のお気に入りである。
Every Little Thingに“Azure moon”という曲が実はあったりするので、使われる事のあるものなのかな…という気がする。
何故に、水色が希望なのかよくは解らないが、澄んだ空は誰もに、何かしらの「希望」を与えるものかもしれない…。