Yさんの閑日好日雑記

徒然に、気まぐれに何かが見つかれば

模型の貨車(9)

2017年04月27日 | 日記
4軸(ボギー台車)貨車の最後は「ワキ」。
持っている模型の貨車の中では、この「ワキ」を編成に入れると
不自然かも知れない。

何故なら、急行便用の識別塗装が施されているからだ。
本来なら、オレンジ色の帯と急行便の文字がない登場時の姿が良い。
ただ模型の編成のバリエーションとしては変化が付いて良いかも。

ワは以前説明したワゴンリーの略称で有蓋貨車である。キは積載重量。
ワキ1形の誕生は、1930年(昭和5年)に軍の部隊輸送を目的に
製造されたとある。荷重25トン。
特長としては貨車であるが、貫通路があり、窓ガラスが嵌められている。
模型では貫通路は再現しているが、窓ガラスはない。これからの宿題。

そして戦後の1949年(昭和24年)に宅扱輸送の「急行便」として
復活したとある。要するに、小口扱いの貨物用として活躍した。
かなりザックリした説明である。
宅扱輸送については、かなり長い説明が必要なのと直接関係がないの
で省く。ただ現在の宅配便制度とは、まったく違うものではあった。