Yさんの閑日好日雑記

徒然に、気まぐれに何かが見つかれば

模型の貨車(3)

2017年04月16日 | 日記
3回目は「ツ」と「カ」。
「ツ」の形式は馴染みが薄いかも知れないが、通風車のツである。
「カ」は何となく積荷でも分かるが、家畜車である。
2両とも範疇で云えば「ワム」の仲間の有蓋貨車と云える。

通風車の主な積荷は、昭和の時代は生鮮食料で特に野菜類が多かった。
風通しの良い状態で運ばないと積荷は痛んでしまう。
そのため模型では再現していないが、天井には扇風機が付いていた。
模型の写真では、米俵にしては大き過ぎるが、前オーナーが積んだので
何をイメージしたかは判然としない。

「カ」は分かり易い貨車であろう。積載物を見れば一目瞭然である。
写真では、犬のように見えるが牛である。
私が乗せたのであるが、前部、後部に2頭づつ4頭乗っている。
この「カ」は、牛だけに限らず馬、ヤギなどいろいろな家畜を乗せて
走っていた。

Oゲージ鉄道模型で特に貨車などは、それぞれの積荷を見せることが
楽しさを倍増させるものである。
これらの貨車が車両だけで、積荷がないと無機質な黒い塊が走って
いるだけで鉄道模型の面白さが半減するであろう。