法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
ZOOM法音道場のご案内
主宰者の《日乗》

秋田の「博士先生」・・・

2008年02月21日 22時41分16秒 | 日乗
今朝の朝日新聞の記事から。

秋田県教育委員会が、教育免許がなくれも「博士号」の資格を持つ人を、小・中・高校の教員として採用しようと「若干名」を公募したところ、全国や海外から57人の応募があり、県教育委員会は「これだけの人が秋田まで来てくれるとは」とビックリとしているそうだ。

長年、教育現場でお世話になった私は、あまり楽しくないニュースであった。

「博士号」の資格がある方が、公立学校で働くことは、特に歓迎もするものではないが、「まあ良いか」位のものである。

気がかりなのは、教育行政主導で、各地の教育委員がいろいろ取り組んでいるが、どうもニュースや議会答弁や目玉になるような施策のような感じがする。

本当の教育の充実のための施策は、もっと地味で息の長いものだと私は考える。
何よりも、教育現場の一人一人の先生方が納得し意欲的になる施策が、一番良いと思うのだが・・・。

先日も、東京のある区で、予備校と提携しての授業が行われるとのニュースが流れていたが、納得できないものだ。

繰り返し、多くの方々から指摘されていることだが、大学の入学をもっと易しくして卒業を難しくするような制度が必要だろう。
大学生が、アルバイト中心の生活ではなんとも悲しいものがある。

能力があってもお金がない大学生には、道路特定財源やイージス艦を減船して、税金から奨学金を出してあげればよいと思う。







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山瀬が決勝ゴール

2008年02月20日 21時36分29秒 | 日乗
先程、中国・重慶で開催されれた東アジア選手権の第2戦で中国を下さし、1-0で日本が勝利した。

途中からテレビ観戦したが、それにしてもジャッジが非道すぎる。
先日も、ハンドボールで、「中東の笛」が大問題になったが、せめて審判は試合チーム・対戦国には関係ない第3国にやってもらうこどはできないのだろうか。

マア、スポーツでもこんな状態であるから、政治・経済等々の大事なことでも、理不尽のことが多いことだろう。

何かこの頃、中国の餃子・野菜・鯖…等の問題も、ニュースであまり取り上げられなくなった。

日本のマスコミが報道を抑制しているのか、日本人が忘れやすいのか…気になるところである。

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親鸞聖人の「聞」

2008年02月19日 22時30分49秒 | 日乗

カウンセリングで一番重要なことことは、「聞く」「聴く」ということにある。
または、「傾聴」ともいう。

ところで、親鸞聖人の浄土真宗でも、「聞信」といくことが重要なテーマである。

カウンセリングと宗教とでは、同じ「聞く」でも、その内容は違うのかもしれない。
ただ、どちらにしても同じ人間の営みであるので、「聞く」という事に関して一層深めることは大事なことであろう。

親鸞聖人の『教行信証』信巻につぎのような一文がある。

然るに、『経』(大経)に「聞」と言ふは、衆生・佛願の生起・本末を聞きて疑心あること無し。是を「聞」と曰うなり

臨床の場でも、「疑心あること無し」の立場が大事であろう。

カウンセラーが、臨床の場で、「疑心」をもつところには、分別・診断・指導等が生じる。

まず、カウンセリングの最中は、「疑心あること無し」を大事にしてもらいたいものだ。

 

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テニス愛好者から大拍手

2008年02月18日 23時16分21秒 | 日乗

テニス大好き、週に2回プレイをする私としては、本当に嬉しいニュースが届いた。

18歳の錦織圭(にしこりけい)(18)選手が、米フロリダ州デルレービーチで開催された国際選手権最終戦で逆転優勝をしたそうだ。

錦織選手は、06年の全仏オープン・ジュニアー男子ダブルスで日本男子初の4大大会ジュニアー制覇を達成するなど期待されていた逸材だそうだ。

正直に言うと、男子テニスでは、世界に通用する選手はしばらく出てこないだろうと思っていたので、錦織選手のことも知らないでいた。

日本男子のツアー優勝は16年前の松岡修造選手の韓国オープン以来だそうだ。

本当に嬉しいニュースである。

これで、また、テニスをやる若者が多くなるだろう。

 

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3月の学習会のご案内

2008年02月17日 23時21分10秒 | 日乗

こんばんは。

【くりのみ会】の3月の学習予定を、ホームページをupしました。

ぜひ、皆さんのご出席をお待ちしています。

http://www.bb.isas.ne.jp/kurinomi/

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学習指導要領 改訂案発表

2008年02月17日 10時02分56秒 | 日乗

昨日、夕方に、教職最初の小学校の同僚二人の会った。

Hさんは、いま、北九州に住んでいる。年に数回上京の時、お会いしている仲間である。
Hさんは、美術が専門で、現職の頃よく銀座で個展をしたものだ。
私も、Hさんの影響で、図工を教えるようになった。

Tさんは、卓球の名手で、区の大会・都の大会でも活躍したスポーツマンである。

若い頃は、お二人ともお元気の方々であったが、今回会っての話では、病院通いの由。若い頃一番虚弱の私が、週二回のテニスとほぼ毎日のスポーツジム通いには、二人もびっくりしていた。
健康に恵まれていることに感謝・感謝である。

 

ところで、昨日の新聞各紙に、「学習指導要領 改訂発表」のニュースが掲載されていた。
現行版から引き続き「生きる力の育成」と、「ゆとり教育」への批判をかわすために小中学校の授業時間を増やすこと、「公共の精神」の育成や伝統・文化の尊重のために道徳教育の充実が柱のようだ。

教育現場に長い間お世話になった一人として正直な感想は、あまり期待できない。何故なら、現職時代の文部省(文部科学)の主導して来た施策で良いことは一つもなかった。

一つあげるとすれば、「ゆとり教育」「総合的学習」が導入されるとき、私の周りの先生方は、一人として賛成の人はいなかった。
また、「学力は低下する」ことを皆心配していた。

もう一つ触れると、道徳教育を充実させるために、「道徳推進教師」を置くそうだが、これもまったくナンセンスである。

これまでも、「主任」だ「主管」等々と作ったり、「教頭」を「副校長」に名称変更したり・・・、まさに形式主義だけのことである。
何故なら、その任にあたることができる人材が育っていない、育だてようとしていないのだから。

文部省(文部科学省)、都道府県の教育委員会、各自治体の教育委員会のピラミッド型の教育行政のなかで、教育現場・一人一人の先生方の意欲が抑圧されていることが一番の心配事である。

 

 

 

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素晴らしい校長先生

2008年02月16日 22時52分02秒 | 日乗

今日の読売新聞『編集手帳』で次の記事を読んだ。

◆「雨」なので知られる作家サマセット・モームは晩年、生涯最高の感激は何だったと問われ、「戦場の兵士から『あなたの小説を一度も辞書の世話にならずに読んだ』という手紙をもらった時だ」と◆新聞記事も読者が辞書を片手に読むのでは記者として半人前だと承知しつつ、なかなか一人前になれないでいる。古典や漢籍もときに顔を出す小欄を授業の教材に使ってくださったと聞き、冷や汗が出た。

この記事を読んで、20年ほど前にお世話になった女性のK校長先生のことを思い出した。

校長先生が転任で、私の勤務していた小学校にお越しになった。
4月の学校便り、1箇所、難しい単語が入ったものだった。
何人のかの同僚に、「読める?」「意味分かる?」と聞いたところ、皆お手上げであった。
たぶん、保護者の多くも、「読めない」「意味が不明」だろうと想像できた。
正直、「馬鹿な校長だ!」と思ったものだった。

次の月も、またその次の月も、同じように1箇所だ、難しい単語が入っていた。

ついに、若造の私であったが、K校長に直談判およんだ。
「教員が読めないような漢字を、どうして毎回使うのですか!」と。

K校長先生、にこにこしている。

(何じゃ、この校長・・・!)俺の言うことが分からないのか!

「鈴木先生、ようやく引っ掛かってくれましたね。実は、学校便りは先生方に読んで貰いたかったの。だから、毎回一つずつ難しい単語を使って書いているんです。ありがとう」と。

私は、頭が下がり何も言えなかった。

辞書を引かないで読める小説・文章も大事であるが、一回だけ辞書に頼る文章を書いたK校長先生。

依頼、私は、一目も二目もおいて、お仕えした次第である。

 

 

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2月の坐禅とカウンセリングコース

2008年02月16日 22時10分01秒 | 日乗
昨夜、2月の坐禅とカウンセリングコースが終了しました。
講師の菅原先生を囲んで、8名(男4名 女4名)の参加者で学習を進めました。
今回は、『正法眼蔵・大悟』の2回目の講義でした。

私の受け取ったところでは、
仏道をならう人の機根(特性)には、次の四種類があるそうだ。
①生知・・・生まれながらにして知っている者
②学而知・・・学んで自己を究める者
③仏知者・・・平等を体解している者
④無師知者・・・師なくしても知る者

で、これらの者は、それぞれがからみあって多くの優れた業績を残すのだそうだ。

『正法眼蔵』は、世界中でも一番の難しい本だそうだ。
分かるということよりも、繰り返し呼んだり書いたりすることを大事に出来るかどうかが重要だと思う。

ところで、学習会終了後の懇親会で話が盛り上がり、私などは京成電車の最終に間に合わず急ぎJRに走って帰宅した次第である。

3月の学習会は、このブログのトップページをご覧ください。


さて、今日の写真は、くりのみ会会員のメグテキさんが描いてくれたイラストです。
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今日の昼食

2008年02月16日 21時44分02秒 | 日乗

以前ににも何度か紹介した京成小岩駅近くの、“釜飯・錦”さんで昼食をとった。

実は、昨夜、最後の職場のSさん・Hさん、その前の職場のIさん、そしてまだお会いしたことのないスポーツウーマンの方が出かけてくれたそうだ。

Sさん、Iさんからのメールでは、大変気に入ってくれた由。
うれしいかぎりである。

機会を作って、ご一緒する予定である。

今日の写真は、お昼にいただいた“錦定食”890円である。

イカと野菜の煮物、三つ葉のオヒタシ、はまちの照り焼き他である。

 

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『人間の関係』

2008年02月15日 11時58分00秒 | 日乗

午後、市川に出かけ、かかりつけの医院で採血検査を受けました。
昨年の秋ごろから体重が3㌔程減ったことを相談しての結果です。

本人としては、体調は大変宜しいのですが、主治医の指示に従った次第であります。

その帰り、書店に立ち寄り、五木寛之さんの新刊を手に入れました。

『人間の関係』五木 寛之著 (株)ポプラ社発行

ご存知のように、最近の五木さんは、親鸞聖人・蓮如上人等の勉強をされ、仏教について、また、仏教を下敷きにした分かりやすいメッセージを届けてくださっています。

本書も、その流れの最新作であります。

この頃、私は、「」という漢字が気になっています。
骨+豊という漢字です。

最近の日本人は、「骨」が「豊か」でなくなってきている。「體」(からだ)が弱くなってきているように感じています。

では、「體」とは何か?各自の身心のことであります。

さて、ではその「骨」とは何かというと、日本文化であります。
即ち、日本人が日本文化の理解が弱くなっているとということ。
具体的にいうと、仏教に対する理解が全く薄くなってきているように思うのです。

五木さんの著作のPRになってしまいそうですが、五木さんは難しい仏教思想を易しい言葉で語ってくれています。

そこで、できれば、五木さんの著作にふれて、大勢の方々が仏教の勉強をすることを願っている次第です。

ちなみに、私が主宰している学習会でも、道元禅師の『正法眼蔵』の読書会と坐禅会を月1回開催しています。

ぜひ、皆様のお出かけをお待ちしています。

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