法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

親鸞聖人の「聞」

2008年02月19日 22時30分49秒 | 日乗

カウンセリングで一番重要なことことは、「聞く」「聴く」ということにある。
または、「傾聴」ともいう。

ところで、親鸞聖人の浄土真宗でも、「聞信」といくことが重要なテーマである。

カウンセリングと宗教とでは、同じ「聞く」でも、その内容は違うのかもしれない。
ただ、どちらにしても同じ人間の営みであるので、「聞く」という事に関して一層深めることは大事なことであろう。

親鸞聖人の『教行信証』信巻につぎのような一文がある。

然るに、『経』(大経)に「聞」と言ふは、衆生・佛願の生起・本末を聞きて疑心あること無し。是を「聞」と曰うなり

臨床の場でも、「疑心あること無し」の立場が大事であろう。

カウンセラーが、臨床の場で、「疑心」をもつところには、分別・診断・指導等が生じる。

まず、カウンセリングの最中は、「疑心あること無し」を大事にしてもらいたいものだ。

 

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