カウンセリングで一番重要なことことは、「聞く」「聴く」ということにある。
または、「傾聴」ともいう。
ところで、親鸞聖人の浄土真宗でも、「聞信」といくことが重要なテーマである。
カウンセリングと宗教とでは、同じ「聞く」でも、その内容は違うのかもしれない。
ただ、どちらにしても同じ人間の営みであるので、「聞く」という事に関して一層深めることは大事なことであろう。
親鸞聖人の『教行信証』信巻につぎのような一文がある。
然るに、『経』(大経)に「聞」と言ふは、衆生・佛願の生起・本末を聞きて疑心あること無し。是を「聞」と曰うなり。
臨床の場でも、「疑心あること無し」の立場が大事であろう。
カウンセラーが、臨床の場で、「疑心」をもつところには、分別・診断・指導等が生じる。
まず、カウンセリングの最中は、「疑心あること無し」を大事にしてもらいたいものだ。
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