今朝の朝日新聞の記事から。
秋田県教育委員会が、教育免許がなくれも「博士号」の資格を持つ人を、小・中・高校の教員として採用しようと「若干名」を公募したところ、全国や海外から57人の応募があり、県教育委員会は「これだけの人が秋田まで来てくれるとは」とビックリとしているそうだ。
長年、教育現場でお世話になった私は、あまり楽しくないニュースであった。
「博士号」の資格がある方が、公立学校で働くことは、特に歓迎もするものではないが、「まあ良いか」位のものである。
気がかりなのは、教育行政主導で、各地の教育委員がいろいろ取り組んでいるが、どうもニュースや議会答弁や目玉になるような施策のような感じがする。
本当の教育の充実のための施策は、もっと地味で息の長いものだと私は考える。
何よりも、教育現場の一人一人の先生方が納得し意欲的になる施策が、一番良いと思うのだが・・・。
先日も、東京のある区で、予備校と提携しての授業が行われるとのニュースが流れていたが、納得できないものだ。
繰り返し、多くの方々から指摘されていることだが、大学の入学をもっと易しくして卒業を難しくするような制度が必要だろう。
大学生が、アルバイト中心の生活ではなんとも悲しいものがある。
能力があってもお金がない大学生には、道路特定財源やイージス艦を減船して、税金から奨学金を出してあげればよいと思う。