法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

素晴らしい校長先生

2008年02月16日 22時52分02秒 | 日乗

今日の読売新聞『編集手帳』で次の記事を読んだ。

◆「雨」なので知られる作家サマセット・モームは晩年、生涯最高の感激は何だったと問われ、「戦場の兵士から『あなたの小説を一度も辞書の世話にならずに読んだ』という手紙をもらった時だ」と◆新聞記事も読者が辞書を片手に読むのでは記者として半人前だと承知しつつ、なかなか一人前になれないでいる。古典や漢籍もときに顔を出す小欄を授業の教材に使ってくださったと聞き、冷や汗が出た。

この記事を読んで、20年ほど前にお世話になった女性のK校長先生のことを思い出した。

校長先生が転任で、私の勤務していた小学校にお越しになった。
4月の学校便り、1箇所、難しい単語が入ったものだった。
何人のかの同僚に、「読める?」「意味分かる?」と聞いたところ、皆お手上げであった。
たぶん、保護者の多くも、「読めない」「意味が不明」だろうと想像できた。
正直、「馬鹿な校長だ!」と思ったものだった。

次の月も、またその次の月も、同じように1箇所だ、難しい単語が入っていた。

ついに、若造の私であったが、K校長に直談判およんだ。
「教員が読めないような漢字を、どうして毎回使うのですか!」と。

K校長先生、にこにこしている。

(何じゃ、この校長・・・!)俺の言うことが分からないのか!

「鈴木先生、ようやく引っ掛かってくれましたね。実は、学校便りは先生方に読んで貰いたかったの。だから、毎回一つずつ難しい単語を使って書いているんです。ありがとう」と。

私は、頭が下がり何も言えなかった。

辞書を引かないで読める小説・文章も大事であるが、一回だけ辞書に頼る文章を書いたK校長先生。

依頼、私は、一目も二目もおいて、お仕えした次第である。

 

 

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2月の坐禅とカウンセリングコース

2008年02月16日 22時10分01秒 | 日乗
昨夜、2月の坐禅とカウンセリングコースが終了しました。
講師の菅原先生を囲んで、8名(男4名 女4名)の参加者で学習を進めました。
今回は、『正法眼蔵・大悟』の2回目の講義でした。

私の受け取ったところでは、
仏道をならう人の機根(特性)には、次の四種類があるそうだ。
①生知・・・生まれながらにして知っている者
②学而知・・・学んで自己を究める者
③仏知者・・・平等を体解している者
④無師知者・・・師なくしても知る者

で、これらの者は、それぞれがからみあって多くの優れた業績を残すのだそうだ。

『正法眼蔵』は、世界中でも一番の難しい本だそうだ。
分かるということよりも、繰り返し呼んだり書いたりすることを大事に出来るかどうかが重要だと思う。

ところで、学習会終了後の懇親会で話が盛り上がり、私などは京成電車の最終に間に合わず急ぎJRに走って帰宅した次第である。

3月の学習会は、このブログのトップページをご覧ください。


さて、今日の写真は、くりのみ会会員のメグテキさんが描いてくれたイラストです。
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今日の昼食

2008年02月16日 21時44分02秒 | 日乗

以前ににも何度か紹介した京成小岩駅近くの、“釜飯・錦”さんで昼食をとった。

実は、昨夜、最後の職場のSさん・Hさん、その前の職場のIさん、そしてまだお会いしたことのないスポーツウーマンの方が出かけてくれたそうだ。

Sさん、Iさんからのメールでは、大変気に入ってくれた由。
うれしいかぎりである。

機会を作って、ご一緒する予定である。

今日の写真は、お昼にいただいた“錦定食”890円である。

イカと野菜の煮物、三つ葉のオヒタシ、はまちの照り焼き他である。

 

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