SMI倉林チーフのブログ

サクセス・アンリミテッド仙台の倉林大作のブログです。
日々のモティベーショナルな出来事、気づきをつづってます。

障害の予測

2008-01-17 19:19:51 | Weblog
13年目の今日、阪神大震災で
6434名の方々が犠牲になった。
兵庫県内の各地で犠牲者の方々の冥福を祈った。

大阪の同じSMI代理店社長のブログに
「西宮の火災発生件数は長田区の倍、焼失面積は1/60」
という見出しの記事があったとの紹介があった。
何故こんな差が出たのでしょうか?
以下、抜粋をご紹介いたします。

長田区の消防士が手をこまねいて怠けていたわけではありませんし、
西宮の消防士が、超人的な働きをして延焼を防いだという訳でもありません。

行動計画作成の鍵の一つは、  
「予測される障害を書き出すこと」 
 一番の問題は障害があるにも拘らず、
その障害に気付かないことですとプログラムでも示唆しています。
段取りの悪い人というのは、こういう人のことを云うのでしょう。

行動計画を作成する上で、「予測される障害を書き出す」
ことは、どんな目標の場合にも欠かせません。

大地震が起きたら火災が発生することは、誰もが想定します。
水道管が破れて、消火栓が使えなくなることを、
事前に予測するのが、意外に難しいものです。
予測できれば当然その対策も取ります。

長田区の場合その対策が取られていなかったため、
燃えるに任さざるをえなくなり、
その状況は世界中のニュースになりました。
西宮市の消防局は、消火栓が使えない場合の、
準備が出来ていたのです。

具体的に障害が分かれば、
解決策はいろいろ出てくるものですから、
障害を事前に予測出来る事が重要なのです。

西宮市の消防局は、まず消火に使えそうな貯水槽を調べました。
大きなマンションの大概貯水槽、
工場では圧延工程で大量の水を使うので
大きな貯水槽を持っていました。
阪急電車も車庫に車両洗浄用の150トンもの受水槽がありました。

万一の時には、すぐ取水できるように、
必要な器具とか、延長ホースの設置を申し入れたのです。
それが地震のたった一ヶ月前のことでした。

このように解決策は、いろいろ出てくるものです。

ところで西宮消防局は大地震が起こり、
消火栓が使えないことを、
想定して対策をしていたのかというと、
残念ながら、そうではなかったようです。
前年の夏、異常渇水で消火栓が使えない状況に追い込まれたのが、
きっかけで対策を考え始めたという事です。

異常渇水という事態に直面していなければ、
長田区と同じように気付かなかった、
可能性が高いのです。
当り前に思えるようなことでも、
事前に予測するというのは、このように難しいものです。

自分がやっている事は、
間違いないものと思い込みがちで、
障害を見逃してしまうのです。

行動計画書を書いたら、予測される障害の欄は、
第三者にも聞いてみるというぐらいの謙虚さをもって、
見落しがないようにすることが重要です。

そして、今日は妻の誕生日、
食事の約束をしている。
大きな地震になる前に早く帰ろう!

今日は長くなってすいません。