共有すること

5年前にＳＭＩに取り組み
会社の方向を明確にしたＭ氏とお会いした。

それまではとにかく目の前の問題解決のみ。
自分が自分でどこに向っているのかわからない。
とにかく努力の毎日。
当然社内はバラバラ。

Ｍ氏は会社が大変な時期にＳＭＩに取り組んだ。
「このＳＭＩからすべてがはじまりました。」

5年間で立てた目標はすべて達成とはいかなかった。
しかし、大きなことを達成できたという。

社員と一緒に見る方向を共有できたこと。
朝礼で会社の方向を社員とともに
50ヶ条にまとめたもの唱和し続け、
アファーメーションの威力を痛感したという。

社員が同じ方向に向って力を発揮する組織がつくれ、
組織内が安定した。
そして、結果的に数字もどんどん上がってきたという。

そして今月その50ヶ条も達成期限を迎え、
新たな5年に向けて、また社員と一緒に作成する。
バージョンアップだ。

ありたい姿、目的がハッキリしていないと
目の前の問題解決だけになってしまう。
問題を解決しても、次にまた違う問題が出てくる。
これではどこにも進まない。
今の延長上をグルグル回ることを繰り返すだけ。

組織はありたい姿、目的を共有し、
現在地を共有し、
そのために何をすべきかを共有することで前進する。